Lyric

例えばあの夢をまた見たとしても

何度だって今日の日を思い出そう

まだまぶたに残ってたうるおいが

夕焼けの陽をにじませて包み込む

消えない古傷隠したまま

戦うことを選んで

傷んだ心を守れるように

強くなりたかったんだ

小さな手の平に触れたそのとき

なにかが解けていった

知らなかった 私の涙だって

あんな風に温かいってことも

楽しそうに話しながらゆく人を

避けるように目を伏せてばかりいたね

ほんの少し振り返りたくなって

顔上げれば聞こえ出す笑い声

離れていく人たちの背中

なにも言えはしなかった

ねえその瞳がまぶしいなら

きみを信じてもいいの?

やさしい言葉にまだ戸惑うけれど

ほんとはずっと待ってた

忘れてた 凍えていたことさえ

ひとりきりに慣れすぎていたね

私は上手に笑えていたの?

きっとぎこちないはずで

伝えたい みんなにこの気持ちを

絞り出した声が震えたっていい

覚えたてのまがった

クレヨンで書かれた言葉

あの日のことが夕焼けのように

ほんの少しずつ変わってゆく

変えてゆける気がした

小さな手の平は やさしい言葉は

どんな銃より強くて

凍りついた私の心なんて

温かさですぐに溶かされた

一歩ずつなんて子供みたいね

でもこれが私のスタート

眠りたい 今日の日を抱きしめて

きっとやさしい夢を見られますように

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