昭和の頃ふるさとを離れ
しょうわ の ごろ ふるさとを はなれ
Shouwa no Goro furusatowo Hanare
随分未来まで来たもんだ
ずいぶん みらい まで きた もんだ
Zuibun Mirai made Kita monda
手に入れたものと失ったものと
てにいれ たものと うった ものと
Teniire tamonoto Utta monoto
一体どちらが多いんだろう
いったい どちらが おおい んだろう
Ittai dochiraga Ooi ndarou
いつの間にか得体の知れない
いつの まに か えたい の しれ ない
itsuno Mani ka Etai no Shire nai
生き物に変身しちまったようで
いきもの に へんしん しちまったようで
Ikimono ni Henshin shichimattayoude
捨ててはいけないものと
すて てはいけないものと
Sute tehaikenaimonoto
捨てなきゃいけないものの
すて なきゃいけないものの
Sute nakyaikenaimonono
境目がぼやけちまった
さかいめ がぼやけちまった
Sakaime gaboyakechimatta
母がふと送ってくれた
はは がふと おくって くれた
Haha gafuto Okutte kureta
五三焼のかすてぃら
ご さん やき のかすてぃら
Go San Yaki nokasuteira
青空にかざしてみたら
あおぞら にかざしてみたら
Aozora nikazashitemitara
涙こぼれて味がわからなかった
なみだ こぼれて あじ がわからなかった
Namida koborete Aji gawakaranakatta
子供の頃天まで届いた
こども の ごろ てん まで とどい た
Kodomo no Goro Ten made Todoi ta
東京タワーが小さく見えた
とうきょう たわー が ちいさ く みえ た
Toukyou tawa^ ga Chiisa ku Mie ta
僕は大きくなったのか
ぼくは おおき くなったのか
Bokuha Ooki kunattanoka
それとも小さくなったのか
それとも ちいさ くなったのか
soretomo Chiisa kunattanoka
ライトアップが目に染みる
らいとあっぷ が めに しみる
raitoappu ga Meni Shimiru
押上までこっそり出掛けて
おしあげ までこっそり でかけ て
Oshiage madekossori Dekake te
スカイツリーを見上げた時に
すかいつりー を みあげ た ときに
sukaitsuri^ wo Miage ta Tokini
嬉しい気持ちと切ない気持ちが混ざり合って
うれし い きもち と せつな い きもち が まざりあって
Ureshi i Kimochi to Setsuna i Kimochi ga Mazariatte
「東京」って小さく呟いた
「 とうきょう 」 って ちいさ く げん いた
「 Toukyou 」 tte Chiisa ku Gen ita
父が大好きだった
ちち が だいすき だった
Chichi ga Daisuki datta
かすてぃら一切れ
かすてぃら いっさい れ
kasuteira Issai re
ふるさとに透かしてみたら
ふるさとに すか してみたら
furusatoni Suka shitemitara
涙こぼれて少し塩っぽかったな
なみだ こぼれて すこし しお っぽかったな
Namida koborete Sukoshi Shio ppokattana
母がふと送ってくれた
はは がふと おくって くれた
Haha gafuto Okutte kureta
五三焼のかすてぃら
ご さん やき のかすてぃら
Go San Yaki nokasuteira
いつの間にか遠い未来に
いつの まに か とおい みらい に
itsuno Mani ka Tooi Mirai ni
僕は辿り着いてしまったようだ
ぼくは たどり つい てしまったようだ
Bokuha Tadori Tsui teshimattayouda