飢えた狼みたいな 瞳(め)をしていたか知れない
うえ た おおかみ みたいな ひとみ ( め ) をしていたか しれ ない
Ue ta Ookami mitaina Hitomi ( me ) woshiteitaka Shire nai
無垢なからだが 仕方なしに女に変わる頃・・・
むく なからだが しかた なしに おんな に かわ る ごろ ・・・
Muku nakaradaga Shikata nashini Onna ni Kawa ru Goro ・・・
家庭(いえ)がどうとか 同情だとか
かてい ( いえ ) がどうとか どうじょう だとか
Katei ( ie ) gadoutoka Doujou datoka
噛みつきたいほど うざったくて
かみ つきたいほど うざったくて
Kami tsukitaihodo uzattakute
ホームレスのジーザス小父さん あなたに会えてよかった
ほーむれす の じーざす しょう とうさん あなたに あえ てよかった
ho^muresu no ji^zasu Shou Tousan anatani Ae teyokatta
「生きてりゃいいさ 人間捨てたもんじゃないさ」と
「 いき てりゃいいさ にんげん すて たもんじゃないさ 」 と
「 Iki teryaiisa Ningen Sute tamonjanaisa 」 to
強(きつ)いタバコをくれたね
きょう ( きつ ) い たばこ をくれたね
Kyou ( kitsu ) i tabako wokuretane
通る人は 空きボトルでも蹴るように
とうる にん は あき ぼとる でも ける ように
Touru Nin ha Aki botoru demo Keru youni
蔑(さげす)みながら過ぎたけれど
べつ ( さげす ) みながら すぎ たけれど
Betsu ( sagesu ) minagara Sugi takeredo
段ボールにふたり寝転んで 見上げた星空
だんぼーる にふたり ね ころん で みあげ た ほしぞら
Danboru nifutari Ne Koron de Miage ta Hoshizora
ジーザス ジーザス あの蒼さ 忘れない
じーざす じーざす あの あお さ わすれ ない
ji^zasu ji^zasu ano Ao sa Wasure nai
誰もおとなが不潔に 思える年令(とし)があるよね
だれも おとなが ふけつ に おもえ る ねんれい ( とし ) があるよね
Daremo otonaga Fuketsu ni Omoe ru Nenrei ( toshi ) gaaruyone
たまに顔出す 父の媚(こび)が死ぬほど嫌だった
たまに かお だす ちち の び ( こび ) が しぬ ほど いやだ った
tamani Kao Dasu Chichi no Bi ( kobi ) ga Shinu hodo Iyada tta
愛もないのに 別れもしない
あい もないのに わかれ もしない
Ai monainoni Wakare moshinai
都合のいい母 軽蔑した・・・
つごう のいい はは けいべつ した ・・・
Tsugou noii Haha Keibetsu shita ・・・
髪の長いジーザス小父さん あなたにそして救われ
かみ の ながい じーざす しょう とうさん あなたにそして すくわ れ
Kami no Nagai ji^zasu Shou Tousan anatanisoshite Sukuwa re
この世の居場所 到頭、探し当ててみたのに
この よの いばしょ とう あたま 、 さがし あて てみたのに
kono Yono Ibasho Tou Atama 、 Sagashi Ate temitanoni
どこへ風来(ふら)りと消えたの・・・
どこへ ふうらい ( ふら ) りと きえ たの ・・・
dokohe Fuurai ( fura ) rito Kie tano ・・・
時代(とき)は流れ あの公園はスーパーに
じだい ( とき ) は ながれ あの こうえん は すーぱー に
Jidai ( toki ) ha Nagare ano Kouen ha su^pa^ ni
私もどじに親になって
わたし もどじに おや になって
Watashi modojini Oya ninatte
もう二度とは遭えはしなくても ぐれずに来たこと
もう にど とは あえ はしなくても ぐれずに きた こと
mou Nido toha Ae hashinakutemo gurezuni Kita koto
ジーザス ジーザス 「でかした」と言われたい
じーざす じーざす 「 でかした 」 と いわ れたい
ji^zasu ji^zasu 「 dekashita 」 to Iwa retai
ホームレスのジーザス小父さん 娘とチャリを漕ぐたび
ほーむれす の じーざす しょう とうさん むすめ と ちゃり を こぐ たび
ho^muresu no ji^zasu Shou Tousan Musume to chari wo Kogu tabi
「生きてりゃいいね 私は捨てたもんじゃないね」と
「 いき てりゃいいね わたし は すて たもんじゃないね 」 と
「 Iki teryaiine Watashi ha Sute tamonjanaine 」 to
遠いあなたに訊ねる
とおい あなたに たずね る
Tooi anatani Tazune ru
ジーザス ジーザス 人生をありがとう・・・
じーざす じーざす じんせい をありがとう ・・・
ji^zasu ji^zasu Jinsei woarigatou ・・・