眼鏡とっても美形になれぬ
めがね とっても びけい になれぬ
Megane tottemo Bikei ninarenu
街の灯かりが滲むだけ
まち の ともしび かりが にじむ だけ
Machi no Tomoshibi kariga Nijimu dake
髪を二つに束ねてみても
かみ を ふたつ に たばね てみても
Kami wo Futatsu ni Tabane temitemo
誰も見向きをせぬ私
だれも みむき をせぬ わたし
Daremo Mimuki wosenu Watashi
冬の寒さを思わせるほど
ふゆ の さむさ を おもわ せるほど
Fuyu no Samusa wo Omowa seruhodo
冷たくしてた理由(わけ)訊かないで
つめた くしてた りゆう ( わけ ) きか ないで
Tsumeta kushiteta Riyuu ( wake ) Kika naide
あなた一人の為だけに
あなた ひとり の ためだ けに
anata Hitori no Tameda keni
花を咲かせてみたいだけ
はな を さか せてみたいだけ
Hana wo Saka setemitaidake
一人彷徨う秋葉原 胸に抱えた紙袋
ひとり ほうこう う あきはばら むね に だえ た かみぶくろ
Hitori Houkou u Akihabara Mune ni Dae ta Kamibukuro
木枯らし耐える蕾がひとつ
こがらし らし たえ る つぼみ がひとつ
Kogarashi rashi Tae ru Tsubomi gahitotsu
萌える 萌えて 萌えていつかは
ほう える ほう えて ほう えていつかは
Hou eru Hou ete Hou eteitsukaha
萌ゑ椿
ほう ゑ つばき
Hou e Tsubaki
(セリフ)
( せりふ )
( serifu )
「べ、別にノあなたのために唄ってるんじゃないんですからね…」
「 べ 、 べつに の あなたのために うたって るんじゃないんですからね …」
「 be 、 Betsuni no anatanotameni Utatte runjanaindesukarane …」
ビッグサイトの人の流れ
びっぐさいと の にん の ながれ
biggusaito no Nin no Nagare
中でポツンと一人きり
なか で ぽつん と ひとり きり
Naka de potsun to Hitori kiri
広げ並べた夢の欠片
ひろげ ならべ た ゆめ の けつ へん
Hiroge Narabe ta Yume no Ketsu Hen
頁(ページ)めくって涙ぐむ
ぺーじ ( ぺーじ ) めくって なみだ ぐむ
Peji ( pe^ji ) mekutte Namida gumu
所詮私に叶わぬものと
しょせん わたし に かなわ ぬものと
Shosen Watashi ni Kanawa numonoto
泣いて走らす絵筆の跡は
ない て はしら す えふで の あと は
Nai te Hashira su Efude no Ato ha
あなた一人を偲ぶ夜
あなた ひとり を しのぶ よる
anata Hitori wo Shinobu Yoru
紙の隙間に募らせた
かみ の すきま に つのら せた
Kami no Sukima ni Tsunora seta
上野を越えて御徒町 海に近づく山手線
うえの を こえ て おかちまち うみ に ちかづ く やまのてせん
Ueno wo Koe te Okachimachi Umi ni Chikazu ku Yamanotesen
やがて散る身とわかっていても
やがて ちる み とわかっていても
yagate Chiru Mi towakatteitemo
萌える 萌えて 萌えてひらくの
ほう える ほう えて ほう えてひらくの
Hou eru Hou ete Hou etehirakuno
萌ゑ椿
ほう ゑ つばき
Hou e Tsubaki
(セリフ)
( せりふ )
( serifu )
「東京はチャンネルが多くて、夜毎電波の荒波に溺れてしまいそう…、
「 とうきょう は ちゃんねる が おおく て 、 よる まい でんぱ の あらなみ に おぼれ てしまいそう …、
「 Toukyou ha channeru ga Ooku te 、 Yoru Mai Denpa no Aranami ni Obore teshimaisou …、
そんなときは鳴門の渦潮を思い出しています。
そんなときは なると の うず しお を おもいだし ています 。
sonnatokiha Naruto no Uzu Shio wo Omoidashi teimasu 。
おかあさん、東京では2チャンネルは1チャンネルなんですよ、お母さん!」
おかあさん 、 とうきょう では 2 ちゃんねる は 1 ちゃんねる なんですよ 、 お かあさん ! 」
okaasan 、 Toukyou deha 2 channeru ha 1 channeru nandesuyo 、 o Kaasan ! 」
流れ流れて花の都の
ながれ ながれ て はな の みやこ の
Nagare Nagare te Hana no Miyako no
華に紛れた根無し草
はな に まぎれ た ね なし くさ
Hana ni Magire ta Ne Nashi Kusa
雨の降る日は傘をたたんで
あめ の ふる にち は かさ をたたんで
Ame no Furu Nichi ha Kasa wotatande
枯れぬ涙を隠すのよ
かれ ぬ なみだ を かくす のよ
Kare nu Namida wo Kakusu noyo
いつか私もあなたの傍で
いつか わたし もあなたの ぼう で
itsuka Watashi moanatano Bou de
小さな花を咲かせてみたい
ちいさ な はな を さか せてみたい
Chiisa na Hana wo Saka setemitai
あなた一人に愛でられて
あなた ひとり に めで られて
anata Hitori ni Mede rarete
春の日差しを浴びたいの
はる の ひざし を あび たいの
Haru no Hizashi wo Abi taino
一人彷徨う秋葉原 胸に抱えた恋心
ひとり ほうこう う あきはばら むね に だえ た こいごころ
Hitori Houkou u Akihabara Mune ni Dae ta Koigokoro
雪を纏った蕾がひとつ
ゆき を まとった つぼみ がひとつ
Yuki wo Matotta Tsubomi gahitotsu
萌える 萌えて 萌えて一輪
ほう える ほう えて ほう えて いちりん
Hou eru Hou ete Hou ete Ichirin
萌ゑ椿
ほう ゑ つばき
Hou e Tsubaki