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風を見ていた安兵衛は 足を踏み出し始める

旅立つ時が来たんだ 吹きすさんだ日々の中で

当分は戻らんぞ 負け犬になって戻らんぞ

あの山越えたら火を焚こう 煙が見えたら手を振れよ

一人旅立つ安兵衛は いつか戻って来るけど

このまま死ぬまでこの町で 終りたくはないんだと

心配はいらないよ 雨風しのげりゃどうにか

はるか西の空一番星が見えたら手を振れよ

涙をこらえて安兵衛は 悲しみを乗り越えて今

一本道をどこまでも 季節は秋から冬へ

魚には海原があり 鳥には広い空があるように

おいらにも生きる道がある 自分の道があるはずだ

当分は戻らんぞ負け犬になって戻らんぞ

あの山越えたら火を焚こう 煙が見えたら手を振れよ

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