玄関の隅に少し大きな傘が掛けてある
げんかん の すみ に すこし おおき な かさ が かけ てある
Genkan no Sumi ni Sukoshi Ooki na Kasa ga Kake tearu
照れ屋の君は普段は手も繋げないのに
てれや の くん は ふだん は て も つなげ ないのに
Tereya no Kun ha Fudan ha Te mo Tsunage nainoni
雨が降る時はいつも僕を町へ連れ出して
あめ が ふる とき はいつも ぼく を まち へ つれ だし て
Ame ga Furu Toki haitsumo Boku wo Machi he Tsure Dashi te
その日ばかりは嬉しそうに僕の傘に入ってきてたね.....
その にち ばかりは うれし そうに ぼく の かさ に いっって きてたね .....
sono Nichi bakariha Ureshi souni Boku no Kasa ni Itsutte kitetane .....
君が去った今は一人で使うには
くん が さった いま は ひとり で つかう には
Kun ga Satta Ima ha Hitori de Tsukau niha
この傘は少し大きすぎるから
この かさ は すこし おおき すぎるから
kono Kasa ha Sukoshi Ooki sugirukara
二人の想い出と共にそっとしまっておくよ
ふたり の おもいで と ともに そっとしまっておくよ
Futari no Omoide to Tomoni sottoshimatteokuyo
今夜も窓の外はどしゃぶりが降り続いてる
こんや も まど の そと はどしゃぶりが おり つづい てる
Konya mo Mado no Soto hadoshaburiga Ori Tsuzui teru
君と最後にサヨナラしたのもこんな日だった
くん と さいご に さよなら したのもこんな にち だった
Kun to Saigo ni sayonara shitanomokonna Nichi datta
交差点の向こう側でびしょ漏れの君が手を振る
こうさてん の むこう がわ でびしょ もれ の くん が て を ふる
Kousaten no Mukou Gawa debisho More no Kun ga Te wo Furu
僕の耳に聞こえてきたのは傘にあたる雨音だけ.....
ぼく の みみ に きこ えてきたのは かさ にあたる あまおと だけ .....
Boku no Mimi ni Kiko etekitanoha Kasa niataru Amaoto dake .....
君が去った今は一人で使うには
くん が さった いま は ひとり で つかう には
Kun ga Satta Ima ha Hitori de Tsukau niha
この傘は少し大きすぎるから
この かさ は すこし おおき すぎるから
kono Kasa ha Sukoshi Ooki sugirukara
二人の想い出と共にそっと.....
ふたり の おもいで と ともに そっと .....
Futari no Omoide to Tomoni sotto .....
こんな日が来るとは思わなかった時間が
こんな にち が くる とは おもわ なかった じかん が
konna Nichi ga Kuru toha Omowa nakatta Jikan ga
まるで嘘みたいにあたり前になってゆくけど
まるで うそ みたいにあたり まえ になってゆくけど
marude Uso mitainiatari Mae ninatteyukukedo
悲しみの傘と二人の想い出はどこにも消えはしない
かなしみ の かさ と ふたり の おもいで はどこにも きえ はしない
Kanashimi no Kasa to Futari no Omoide hadokonimo Kie hashinai