ひとしきり 肩濡らした冬の雨
ひとしきり かた ぬら した ふゆ の あめ
hitoshikiri Kata Nura shita Fuyu no Ame
泥をはねて行き過ぎる車
どろ をはねて いき すぎ る くるま
Doro wohanete Iki Sugi ru Kuruma
追いかけて喧嘩でもしてみたら
おい かけて けんか でもしてみたら
Oi kakete Kenka demoshitemitara
少しぐらい心もまぎれる
すこし ぐらい こころ もまぎれる
Sukoshi gurai Kokoro momagireru
狂った果実には 青空は似合わない
くるった かじつ には あおぞら は にあわ ない
Kurutta Kajitsu niha Aozora ha Niawa nai
家を出たあの時の 母のふるえる声は
いえ を でた あの ときの はは のふるえる こえ は
Ie wo Deta ano Tokino Haha nofurueru Koe ha
今でも耳に響いてる 低く高く
いま でも みみ に ひびい てる ひくく たかく
Ima demo Mimi ni Hibii teru Hikuku Takaku
ポケットで折れていたハイライト
ぽけっと で おれ ていた はいらいと
poketto de Ore teita hairaito
おかしくて吸う気にもなれず
おかしくて すう きに もなれず
okashikute Suu Kini monarezu
かじりかけの林檎をただ思い切り
かじりかけの りんご をただ おもいきり
kajirikakeno Ringo wotada Omoikiri
投げつける都会の闇に
なげ つける とかい の やみ に
Nage tsukeru Tokai no Yami ni
許してくれなんて言えない今の俺には
ゆるし てくれなんて いえ ない いま の おれ には
Yurushi tekurenante Ie nai Ima no Ore niha
ナイフすてたこの手で 回すダイヤルの音
ないふ すてたこの てで まわす だいやる の おと
naifu sutetakono Tede Mawasu daiyaru no Oto
せめてもう一度刻みたい 声がある
せめてもう いちど きざみ たい こえ がある
semetemou Ichido Kizami tai Koe gaaru
生まれてきたことを 悔んでないけれど
うまれ てきたことを かい んでないけれど
Umare tekitakotowo Kai ndenaikeredo
幸福に暮らすには 時代は冷たすぎた
こうふく に くら すには じだい は つめた すぎた
Koufuku ni Kura suniha Jidai ha Tsumeta sugita
中途半端でなけりゃ 生きられない それが今
ちゅうとはんぱ でなけりゃ いき られない それが いま
Chuutohanpa denakerya Iki rarenai sorega Ima
狂った果実にも 見る夢はあるけれど
くるった かじつ にも みる ゆめ はあるけれど
Kurutta Kajitsu nimo Miru Yume haarukeredo
どうせ絵空事なら いっそ黙ってしまおう
どうせ えそらごと なら いっそ だまって しまおう
douse Esoragoto nara isso Damatte shimaou
せめてこの胸が裂けるまで
せめてこの むね が さけ るまで
semetekono Mune ga Sake rumade
Silence is Truth!
Silence is Truth!
Silence is Truth!