少年は旅に出る ある日突然机の中に入れられた封筒
しょうねん は たび に でる ある にち とつぜん つくえ の なかに いれ られた ふうとう
Shounen ha Tabi ni Deru aru Nichi Totsuzen Tsukue no Nakani Ire rareta Fuutou
「シンヤ1ジ ウラヤマ ニテ ミライヘ イコウ!」
「 しんや 1 じ うらやま にて みらいへ いこう ! 」
「 shinya 1 ji urayama nite miraihe ikou ! 」
手紙に書かれた事だけを頼りに
てがみ に かか れた こと だけを たより に
Tegami ni Kaka reta Koto dakewo Tayori ni
ママにも内緒にしてるから 眠るの待ってから抜け出そう
まま にも ないしょ にしてるから ねむる の まって から ぬけだそ う
mama nimo Naisho nishiterukara Nemuru no Matte kara Nukedaso u
はやる気持ち抑えながら 自転車漕ぎ息を切らした
はやる きもち おさえ ながら じてんしゃ こぎ いき を きら した
hayaru Kimochi Osae nagara Jitensha Kogi Iki wo Kira shita
そこには見たこともないぐらいの 大きな車輪
そこには みた こともないぐらいの おおき な しゃりん
sokoniha Mita kotomonaiguraino Ooki na Sharin
光の中 車掌が出てきた 優しそうな顔して
ひかり の なか しゃしょう が でて きた やさし そうな かお して
Hikari no Naka Shashou ga Dete kita Yasashi souna Kao shite
「ようこそ!君を待っていたよ!乗り物は苦手じゃないかな?」
「 ようこそ ! くん を まって いたよ ! のりもの は にがて じゃないかな ? 」
「 youkoso ! Kun wo Matte itayo ! Norimono ha Nigate janaikana ? 」
差し伸べられた手をつかみ 空へ舞い上がる
さし のべ られた て をつかみ そら へ まい あが る
Sashi Nobe rareta Te wotsukami Sora he Mai Aga ru
行こう! 行こう! 限りない未来へ
いこ う ! いこ う ! かぎり ない みらい へ
Iko u ! Iko u ! Kagiri nai Mirai he
今夜はこの街が君だけのものになる
こんや はこの まち が くん だけのものになる
Konya hakono Machi ga Kun dakenomononinaru
飛ぼう! 飛ぼう! 見下ろせばネオンが拡がる
とぼ う ! とぼ う ! みおろ せば ねおん が ひろが る
Tobo u ! Tobo u ! Mioro seba neon ga Hiroga ru
ほらごらん これが君の生まれた星だよ
ほらごらん これが くん の うまれ た ほし だよ
horagoran korega Kun no Umare ta Hoshi dayo
青く光る星を眺め 低速飛行始めた車内で
あおく ひかる ほし を ながめ ていそく ひこう はじめ た しゃない で
Aoku Hikaru Hoshi wo Nagame Teisoku Hikou Hajime ta Shanai de
車掌が僕に言う
しゃしょう が ぼく に いう
Shashou ga Boku ni Iu
「飲み物でもいかがですか?」
「 のみもの でもいかがですか ? 」
「 Nomimono demoikagadesuka ? 」
差し出された水は濁っていた
さし ださ れた みず は にごって いた
Sashi Dasa reta Mizu ha Nigotte ita
「この水は飲めない」
「 この みず は のめ ない 」
「 kono Mizu ha Nome nai 」
少し怒る僕の顔を見て
すこし いかる ぼく の かお を みて
Sukoshi Ikaru Boku no Kao wo Mite
車掌は首をかしげていた
しゃしょう は くび をかしげていた
Shashou ha Kubi wokashigeteita
「この水、君の星の水さ 君の為に汲んできたんだよ、、、」
「 この みず 、 くん の ほし の みず さ くん の ために くん できたんだよ 、、、」
「 kono Mizu 、 Kun no Hoshi no Mizu sa Kun no Tameni Kun dekitandayo 、、、」
「君は生まれた場所が好きかな?私の星はもう今はない。
「 くん は うまれ た ばしょ が すき かな ? わたし の ほし はもう いま はない 。
「 Kun ha Umare ta Basho ga Suki kana ? Watashi no Hoshi hamou Ima hanai 。
こんな風に旅をしてるのさ。そうなる前に!!」
こんな かぜ に たび をしてるのさ 。 そうなる まえ に !! 」
konna Kaze ni Tabi woshiterunosa 。 sounaru Mae ni !! 」
帰ろう! 帰ろう! 素晴らしき世界へ
かえろ う ! かえろ う ! すばら しき せかい へ
Kaero u ! Kaero u ! Subara shiki Sekai he
今度はこの僕がこの地球のものになる
こんど はこの ぼく がこの ちきゅう のものになる
Kondo hakono Boku gakono Chikyuu nomononinaru
帰ろう! 帰ろう! 見渡せば朝日が昇り出す
かえろ う ! かえろ う ! みわたせ ば あさひ が のぼり だす
Kaero u ! Kaero u ! Miwatase ba Asahi ga Nobori Dasu
ねえ見てよ これが僕の生まれた星だよ
ねえ みて よ これが ぼく の うまれ た ほし だよ
nee Mite yo korega Boku no Umare ta Hoshi dayo
行こう! 行こう! それぞれの未来へ
いこ う ! いこ う ! それぞれの みらい へ
Iko u ! Iko u ! sorezoreno Mirai he
遠く空に消えてく列車を眺め 手を振る
とおく そら に きえ てく れっしゃ を ながめ て を ふる
Tooku Sora ni Kie teku Ressha wo Nagame Te wo Furu
帰ろう! 帰ろう! 透き通った水をママがくれた
かえろ う ! かえろ う ! すき かよった みず を まま がくれた
Kaero u ! Kaero u ! Suki Kayotta Mizu wo mama gakureta
さよなら どうか見守っていてね ありがとう
さよなら どうか みまもって いてね ありがとう
sayonara douka Mimamotte itene arigatou