忘却の水を飲まされて この世に生まれて来た時
ぼうきゃく の みず を のま されて この よに うまれ て きた とき
Boukyaku no Mizu wo Noma sarete kono Yoni Umare te Kita Toki
たったひとつの持ち物は「黄金のりんご」
たったひとつの もちもの は 「 おうごん のりんご 」
tattahitotsuno Mochimono ha 「 Ougon noringo 」
腐ったりんごを ひとつ混ぜ込んで
くさった りんごを ひとつ まぜ こん で
Kusatta ringowo hitotsu Maze Kon de
すまして誰かに売り付けた時
すまして だれか に うり づけ た とき
sumashite Dareka ni Uri Zuke ta Toki
儲けた小銭と引き替えに
もうけ た こぜに と びき かえ に
Mouke ta Kozeni to Biki Kae ni
魂までも売り渡したと氣付かないのかい?
たましい までも うり わたし たと きづか ないのかい ?
Tamashii mademo Uri Watashi tato Kizuka nainokai ?
腐ったりんごを 買わされた時
くさった りんごを かわ された とき
Kusatta ringowo Kawa sareta Toki
氣が付きゃ 誰かに八つ当たり
きが つき ゃ だれか に やっつ あたり
Kiga Tsuki ya Dareka ni Yattsu Atari
自分が撒いた種でもないのに
じぶん が さん いた たね でもないのに
Jibun ga San ita Tane demonainoni
悪の連鎖を今度は自分が広げて行ってる。
あく の れんさ を こんど は じぶん が ひろげ て いって る 。
Aku no Rensa wo Kondo ha Jibun ga Hiroge te Itte ru 。
わざわざりんごを曇らせて
わざわざりんごを くもら せて
wazawazaringowo Kumora sete
磨いたようにも見せ掛けた
みがい たようにも みせ かけ た
Migai tayounimo Mise Kake ta
りんごの中には 何がある
りんごの なかに は なに がある
ringono Nakani ha Nani gaaru
失望の種が入っているのは隠せやしない。
しつぼう の たね が いっって いるのは かくせ やしない 。
Shitsubou no Tane ga Itsutte irunoha Kakuse yashinai 。
Kyrie Eleison
Kyrie Eleison
Kyrie Eleison
忘却の水は買えなくて この世の沼に落ちて行く
ぼうきゃく の みず は かえ なくて この よの ぬま に おち て いく
Boukyaku no Mizu ha Kae nakute kono Yono Numa ni Ochi te Iku
たったひとつの黄金のりんご
たったひとつの おうごん のりんご
tattahitotsuno Ougon noringo
それは自分なのに…。
それは じぶん なのに …。
soreha Jibun nanoni …。