雨の日に僕は道に迷ってる
あめ の にち に ぼくは みち に まよって る
Ame no Nichi ni Bokuha Michi ni Mayotte ru
びしょ濡れのくつで坂道をたどった。
びしょ ぬれ のくつで さかみち をたどった 。
bisho Nure nokutsude Sakamichi wotadotta 。
「いいことないかな?」僕のそんなつぶやきは
「 いいことないかな ? 」 ぼく のそんなつぶやきは
「 iikotonaikana ? 」 Boku nosonnatsubuyakiha
雨にけぶる町に すひこまれてしまった。
あめ にけぶる まち に すひこまれてしまった 。
Ame nikeburu Machi ni suhikomareteshimatta 。
雨は降る、町にそしてココロに。
あめ は ふる 、 まち にそして こころ に 。
Ame ha Furu 、 Machi nisoshite kokoro ni 。
また雨は降る、傷だらけの旅人。
また あめ は ふる 、 きず だらけの たびびと 。
mata Ame ha Furu 、 Kizu darakeno Tabibito 。
若き日のあこがれひとつひとつを
わかき にち のあこがれひとつひとつを
Wakaki Nichi noakogarehitotsuhitotsuwo
捨てさりゆく歴史。それが人生だった。
すて さりゆく れきし 。 それが じんせい だった 。
Sute sariyuku Rekishi 。 sorega Jinsei datta 。
雨の日に、僕は道に迷ってる
あめ の にち に 、 ぼくは みち に まよって る
Ame no Nichi ni 、 Bokuha Michi ni Mayotte ru
ひゃうし抜けするくらゐ、町はしづかだった。
ひゃうし ぬけ するくらゐ 、 まち はしづかだった 。
hyaushi Nuke surukurai 、 Machi hashizukadatta 。
バスがゆく、僕の目の前通りすぎて。
ばす がゆく 、 ぼく の めのまえ とおり すぎて 。
basu gayuku 、 Boku no Menomae Toori sugite 。
目的地に向かって行ったり来たりしてゐる。
もくてきち に むか って いった り きた りしてゐる 。
Mokutekichi ni Muka tte Itta ri Kita rishiteiru 。
道に迷ってさまよふ旅人
みち に まよって さまよふ たびびと
Michi ni Mayotte samayofu Tabibito
ココロの隙間に雨がシトシト
こころ の すきま に あめ が しとしと
kokoro no Sukima ni Ame ga shitoshito
雨は降る、町にそしてココロに。
あめ は ふる 、 まち にそして こころ に 。
Ame ha Furu 、 Machi nisoshite kokoro ni 。
また雨が降る、傷だらけの旅人。
また あめ が ふる 、 きず だらけの たびびと 。
mata Ame ga Furu 、 Kizu darakeno Tabibito 。
道に迷ってさまよふ旅人
みち に まよって さまよふ たびびと
Michi ni Mayotte samayofu Tabibito
ココロの隙間に雨がシトシト
こころ の すきま に あめ が しとしと
kokoro no Sukima ni Ame ga shitoshito
カラスが一羽「アホウ」とないて飛んだ。
からす が いちわ 「 あほう 」 とないて とん だ 。
karasu ga Ichiwa 「 ahou 」 tonaite Ton da 。
目の前の日々が僕の全てか
めのまえ の ひび が ぼく の すべて か
Menomae no Hibi ga Boku no Subete ka
バスに乗り、僕は揺られてゆくよ。
ばす に のり 、 ぼくは ゆら れてゆくよ 。
basu ni Nori 、 Bokuha Yura reteyukuyo 。
目の前の日々が僕の全てだった
めのまえ の ひび が ぼく の すべて だった
Menomae no Hibi ga Boku no Subete datta
僕の全てだった
ぼく の すべて だった
Boku no Subete datta
傷だらけの旅人
きず だらけの たびびと
Kizu darakeno Tabibito