ねむっている間に そっと ぬるい空気がまいおりてきて
ねむっている まに そっと ぬるい くうき がまいおりてきて
nemutteiru Mani sotto nurui Kuuki gamaioritekite
その一週間 雨がつづいた
その いっしゅうかん あめ がつづいた
sono Isshuukan Ame gatsuzuita
うっとおしくて ずっと部屋にいた
うっとおしくて ずっと へや にいた
uttooshikute zutto Heya niita
舌の短い女がキスしてきて ますます ゆううつになった
した の みじかい おんな が きす してきて ますます ゆううつになった
Shita no Mijikai Onna ga kisu shitekite masumasu yuuutsuninatta
誕生日も 雨がふった
たんじょうび も あめ がふった
Tanjoubi mo Ame gafutta
バースデイ ケーキを つくってきた女の
ばーすでい けーき を つくってきた おんな の
ba^sudei ke^ki wo tsukuttekita Onna no
ストッキングにドロがはねて
すとっきんぐ に どろ がはねて
sutokkingu ni doro gahanete
虫がわいているみたいになった
むし がわいているみたいになった
Mushi gawaiteirumitaininatta
ぼくは体を求めるふりをして すぐ脱がせて やぶいてすてた
ぼくは からだ を もとめ るふりをして すぐ ぬが せて やぶいてすてた
bokuha Karada wo Motome rufuriwoshite sugu Nuga sete yabuitesuteta
明日の朝なら空は かわいているのでしょうか
あした の あさ なら そら は かわいているのでしょうか
Ashita no Asa nara Sora ha kawaiteirunodeshouka
風に抱かれてぼくは 青空をとべるでしょうか
かぜ に だか れてぼくは あおぞら をとべるでしょうか
Kaze ni Daka retebokuha Aozora wotoberudeshouka
今日 新しい女がぼくに"退屈だ"って せがんできて
きょう あたらし い おんな がぼくに " たいくつ だ " って せがんできて
Kyou Atarashi i Onna gabokuni " Taikutsu da " tte segandekite
ふたりで透明のカサを買った
ふたりで とうめい の かさ を かった
futaride Toumei no kasa wo Katta
塩化ビニールのニオイがした
えんか びにーる の におい がした
Enka bini^ru no nioi gashita
昔どこかで 何度もかいだニオイ 新しいだけのニオイ
むかし どこかで なんど もかいだ におい あたらし いだけの におい
Mukashi dokokade Nando mokaida nioi Atarashi idakeno nioi
空からおちた水は どこへいくのでしょうか
あか らおちた みず は どこへいくのでしょうか
Aka raochita Mizu ha dokoheikunodeshouka
緑の森の下で かくれているのでしょうか
みどり の もり の した で かくれているのでしょうか
Midori no Mori no Shita de kakureteirunodeshouka
明日の朝なら空は かわいているのでしょうか
あした の あさ なら そら は かわいているのでしょうか
Ashita no Asa nara Sora ha kawaiteirunodeshouka
風に抱かれてぼくは 青空をとべるでしょうか
かぜ に だか れてぼくは あおぞら をとべるでしょうか
Kaze ni Daka retebokuha Aozora wotoberudeshouka
夏の夜空に星は かがやいてみえるでしょうか
なつ の よぞら に ほし は かがやいてみえるでしょうか
Natsu no Yozora ni Hoshi ha kagayaitemierudeshouka
星をあつめてぼくは 自由にとべるでしょうか
ほし をあつめてぼくは じゆう にとべるでしょうか
Hoshi woatsumetebokuha Jiyuu nitoberudeshouka