雨がやんだ後の むっとした空気の中で
あめ がやんだ のちの むっとした くうき の なか で
Ame gayanda Nochino muttoshita Kuuki no Naka de
はじめて見る街の 景色にドキドキしてた
はじめて みる まち の けしき に どきどき してた
hajimete Miru Machi no Keshiki ni dokidoki shiteta
高いエントツと 機械油のにおい
たかい えんとつ と きかいあぶら のにおい
Takai entotsu to Kikaiabura nonioi
生まれた街の 靴じゃ歩きにくいみたい
うまれ た まち の くつ じゃ あるき にくいみたい
Umare ta Machi no Kutsu ja Aruki nikuimitai
June 新しい街に来て 今
June あたらし い まち に きて いま
June Atarashi i Machi ni Kite Ima
何もかもが 生まれかわる気がした
なにも かもが うまれ かわる きが した
Nanimo kamoga Umare kawaru Kiga shita
June ゆるされなかったウソも ユメも
June ゆるされなかった うそ も ゆめ も
June yurusarenakatta uso mo yume mo
もしかしたら やり直せるかもって
もしかしたら やり なおせ るかもって
moshikashitara yari Naose rukamotte
くちびるをかんだ
くちびるをかんだ
kuchibiruwokanda
不安と武者ぶるいで いくつかの夜がすぎた
ふあん と むしゃ ぶるいで いくつかの よる がすぎた
Fuan to Musha buruide ikutsukano Yoru gasugita
なんだかなじめなくて タメ息が夜にあふれた
なんだかなじめなくて ため いき が よる にあふれた
nandakanajimenakute tame Iki ga Yoru niafureta
母親はいつも 何かにイラついて
ははおや はいつも なにか に いら ついて
Hahaoya haitsumo Nanika ni ira tsuite
家の中にも 街にもうんざりしていた
いえ の なかに も まち にもうんざりしていた
Ie no Nakani mo Machi nimounzarishiteita
June 夏が来る気配だけが もう
June なつ が くる けはい だけが もう
June Natsu ga Kuru Kehai dakega mou
すぐそこにまで ちかづいてきている
すぐそこにまで ちかづいてきている
sugusokonimade chikazuitekiteiru
June どこまでも続いてる 道を
June どこまでも つづい てる みち を
June dokomademo Tsuzui teru Michi wo
後もどりしても 居場所なんてもうきっと
のち もどりしても いばしょ なんてもうきっと
Nochi modorishitemo Ibasho nantemoukitto
どこにもないと思うんだ
どこにもないと おもう んだ
dokonimonaito Omou nda
June 雨上がりの街に 赤い
June あめあがり の まち に あかい
June Ameagari no Machi ni Akai
夕陽がおちて 工場のサイレンが響く
ゆうひ がおちて こうじょう の さいれん が ひびく
Yuuhi gaochite Koujou no sairen ga Hibiku
June 君に書く手紙には つい
June くん に かく てがみ には つい
June Kun ni Kaku Tegami niha tsui
"元気でいます"と 書きはじめたけど・・・
" げんき でいます " と かき はじめたけど ・・・
" Genki deimasu " to Kaki hajimetakedo ・・・
それでいいと思う
それでいいと おもう
soredeiito Omou