いつか聞かせてくれた昔話
いつか きか せてくれた むかしばなし
itsuka Kika setekureta Mukashibanashi
今も憶えてる
いま も おぼえ てる
Ima mo Oboe teru
やさしい声 たくさんのキスと
やさしい こえ たくさんの きす と
yasashii Koe takusanno kisu to
二人きりの世界が全てだった
ふたり きりの せかい が すべて だった
Futari kirino Sekai ga Subete datta
ねえ 気がついていたの
ねえ きが ついていたの
nee Kiga tsuiteitano
私を見なくなっていく瞳
わたし を みな くなっていく ひとみ
Watashi wo Mina kunatteiku Hitomi
どんなに叫びたくても
どんなに さけび たくても
donnani Sakebi takutemo
唇を結んでは 飲み込む言葉
くちびる を むすん では のみこむ ことば
Kuchibiru wo Musun deha Nomikomu Kotoba
こんなに降り積もっては
こんなに おり つも っては
konnani Ori Tsumo tteha
心を覆い尽くそうとするけれど
こころ を おおい つくそ うとするけれど
Kokoro wo Ooi Tsukuso utosurukeredo
精いっぱい笑顔でいるよ
せいいっぱい えがお でいるよ
Seiippai Egao deiruyo
だから いかないで
だから いかないで
dakara ikanaide
今はもう聞こえない子守唄を
いま はもう きこ えない こもりうた を
Ima hamou Kiko enai Komoriuta wo
ひとり口ずさむ
ひとり くち ずさむ
hitori Kuchi zusamu
あたたかくて ささやかな記憶
あたたかくて ささやかな きおく
atatakakute sasayakana Kioku
それだけあれば何もいらなかった
それだけあれば なにも いらなかった
soredakeareba Nanimo iranakatta
ねえ 手をつないでいて
ねえ て をつないでいて
nee Te wotsunaideite
私が私でいられるように
わたし が わたし でいられるように
Watashi ga Watashi deirareruyouni
どんなに忘れたくても
どんなに わすれ たくても
donnani Wasure takutemo
決して消えない傷が ここにあるから
けっして きえ ない きず が ここにあるから
Kesshite Kie nai Kizu ga kokoniarukara
軋んで声をあげては
あつ んで こえ をあげては
Atsu nde Koe woageteha
黒い影に飲まれそうになるけれど
くろい かげ に のま れそうになるけれど
Kuroi Kage ni Noma resouninarukeredo
精いっぱい抱きしめるの
せいいっぱい だき しめるの
Seiippai Daki shimeruno
だから 泣かないよ
だから なか ないよ
dakara Naka naiyo
ねえ 手をはなさないで
ねえ て をはなさないで
nee Te wohanasanaide
私が私でいられるように
わたし が わたし でいられるように
Watashi ga Watashi deirareruyouni
どんなに忘れたくても
どんなに わすれ たくても
donnani Wasure takutemo
消してはいけない日々が ここにあるから
けし てはいけない ひび が ここにあるから
Keshi tehaikenai Hibi ga kokoniarukara
こんなに小さな腕で
こんなに ちいさ な うで で
konnani Chiisa na Ude de
何も守れないかもしれないけれど
なにも まもれ ないかもしれないけれど
Nanimo Mamore naikamoshirenaikeredo
精いっぱい抱きしめるよ
せいいっぱい だき しめるよ
Seiippai Daki shimeruyo
だから 泣かないで
だから なか ないで
dakara Naka naide