風にとけてったおまえが残していったものといえば
かぜ にとけてったおまえが のこし ていったものといえば
Kaze nitoketettaomaega Nokoshi teittamonotoieba
おそらく誰も着そうにもない
おそらく だれも きそ うにもない
osoraku Daremo Kiso unimonai
安い生地のドレスが鞄にひとつと
やすい きじ の どれす が かばん にひとつと
Yasui Kiji no doresu ga Kaban nihitotsuto
みんなたぶん一晩で忘れたいと思うような悪い噂
みんなたぶん ひとばん で わすれ たいと おもう ような わるい うわさ
minnatabun Hitoban de Wasure taito Omou youna Warui Uwasa
どこにもおまえを知っていたと
どこにもおまえを しって いたと
dokonimoomaewo Shitte itato
口に出せない奴らが流す悪口
くち に だせ ない やつ らが ながす わるくち
Kuchi ni Dase nai Yatsu raga Nagasu Warukuchi
みんなおまえを忘れて忘れようとして幾月流れて
みんなおまえを わすれ て わすれ ようとして いくつき ながれ て
minnaomaewo Wasure te Wasure youtoshite Ikutsuki Nagare te
突然なにも知らぬ子供が
とつぜん なにも しら ぬ こども が
Totsuzen nanimo Shira nu Kodomo ga
ひき出しの裏からなにかをみつける
ひき だし の うら からなにかをみつける
hiki Dashi no Ura karananikawomitsukeru
それはおまえの生まれた国の金に替えたわずかなあぶく銭
それはおまえの うまれ た くに の きん に かえ たわずかなあぶく せん
sorehaomaeno Umare ta Kuni no Kin ni Kae tawazukanaabuku Sen
その時 口をきかぬおまえの淋しさが
その とき くち をきかぬおまえの さびし さが
sono Toki Kuchi wokikanuomaeno Sabishi saga
突然私にも聞こえる
とつぜん わたし にも きこ える
Totsuzen Watashi nimo Kiko eru
エレーン 生きていてもいいですかと誰も問いたい
えれーん いき ていてもいいですかと だれも とい たい
ere^n Iki teitemoiidesukato Daremo Toi tai
エレーン その答を誰もが知ってるから 誰も問えない
えれーん その こたえ を だれも が しって るから だれも とえ ない
ere^n sono Kotae wo Daremo ga Shitte rukara Daremo Toe nai
流れて来る噂はどれもみんな本当のことかもしれない
ながれ て くる うわさ はどれもみんな ほんとう のことかもしれない
Nagare te Kuru Uwasa hadoremominna Hontou nokotokamoshirenai
おまえは たちの悪い女で
おまえは たちの わるい おんな で
omaeha tachino Warui Onna de
死んでいって良かった奴かもしれない
しん でいって よか った やつ かもしれない
Shin deitte Yoka tta Yatsu kamoshirenai
けれどどんな噂より
けれどどんな うわさ より
keredodonna Uwasa yori
けれどおまえのどんなつくり笑いより、私は
けれどおまえのどんなつくり わらい より 、 わたし は
keredoomaenodonnatsukuri Warai yori 、 Watashi ha
笑わずにいられない淋しさだけは真実だったと思う
わらわ ずにいられない さびし さだけは しんじつ だったと おもう
Warawa zuniirarenai Sabishi sadakeha Shinjitsu dattato Omou
今夜雨は冷たい
こんや あめ は つめた い
Konya Ame ha Tsumeta i
行く先もなしにおまえがいつまでも
ゆくさき もなしにおまえがいつまでも
Yukusaki monashiniomaegaitsumademo
灯りの暖かに点ったにぎやかな窓を
あかり の あたたか に つった にぎやかな まど を
Akari no Atataka ni Tsutta nigiyakana Mado wo
ひとつずつ のぞいてる
ひとつずつ のぞいてる
hitotsuzutsu nozoiteru
今夜雨は冷たい
こんや あめ は つめた い
Konya Ame ha Tsumeta i
エレーン 生きていてもいいですかと誰も問いたい
えれーん いき ていてもいいですかと だれも とい たい
ere^n Iki teitemoiidesukato Daremo Toi tai
エレーン その答を誰もが知ってるから誰も問えない
えれーん その こたえ を だれも が しって るから だれも とえ ない
ere^n sono Kotae wo Daremo ga Shitte rukara Daremo Toe nai
エレーン 生きていてもいいですかと誰も問いたい
えれーん いき ていてもいいですかと だれも とい たい
ere^n Iki teitemoiidesukato Daremo Toi tai
エレーン その答を誰もが知ってるから誰も問えない
えれーん その こたえ を だれも が しって るから だれも とえ ない
ere^n sono Kotae wo Daremo ga Shitte rukara Daremo Toe nai