Lyric

足元の石くれをよけるのが精一杯

道を選ぶ余裕もなく 自分を選ぶ余裕もなく

目にしみる汗の粒をぬぐうのが精一杯

風を聴く余裕もなく 人を聴く余裕もなく

まだ空は見えないか まだ星は見えないか

ふり仰ぎ ふり仰ぎ そのつど転けながら

重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ

重き荷も坂も 他人には何ひとつ見えはしない

まだ空は見えないか まだ星は見えないか

這いあがれ這いあがれと 自分を呼びながら 呼びながら

掌の傷口を握るのが精一杯

愛をひろう余裕もなく 泥をひろう余裕もなく

ひび割れた唇は噛みしめるのが精一杯

過去を語る余裕もなく 明日を語る余裕もなく

がんばってから死にたいな がんばってから死にたいな

ふり仰ぎ ふり仰ぎ そのつど転けながら

重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ

重き荷は重く 坂道は果てもなく続くようだ

がんばってから死にたいな がんばってから死にたいな

這いあがれ這いあがれと 自分を呼びながら 呼びながら

まだ空は見えないか まだ星は見えないか

ふり仰ぎ ふり仰ぎ そのつど転けながら

重き荷を負いて 坂道を登りゆく者ひとつ

重き荷は重く 坂道は果てもなく続くようだ

がんばってから死にたいな がんばってから死にたいな

這いあがれ這いあがれと 自分を呼びながら 呼びながら

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