右も左もわからない道 手探り歩く
みぎ も ひだり もわからない みち てさぐり あるく
Migi mo Hidari mowakaranai Michi Tesaguri Aruku
このまま朝が来ない気がした 不安が色を増す
このまま あさ が こない きが した ふあん が しょく を ます
konomama Asa ga Konai Kiga shita Fuan ga Shoku wo Masu
救いたいという声を 木々をくぐる風が今
すくい たいという こえ を きぎ をくぐる かぜ が いま
Sukui taitoiu Koe wo Kigi wokuguru Kaze ga Ima
空しくかき消した
むなし くかき けし た
Munashi kukaki Keshi ta
I wish. とてもささやかな願いひとつでも
I wish. とてもささやかな ねがい ひとつでも
I wish. totemosasayakana Negai hitotsudemo
この森では悲しいほど大袈裟に映える
この もり では かなし いほど おおげさ に はえ る
kono Mori deha Kanashi ihodo Oogesa ni Hae ru
Despair. 嘲笑う声も聞こえなくなって
Despair. せせらわらう こえ も きこ えなくなって
Despair. Seserawarau Koe mo Kiko enakunatte
広いはずの空が飲みこまれる
ひろい はずの そら が のみ こまれる
Hiroi hazuno Sora ga Nomi komareru
地中を這った無数の根から手が生えてきて
ちちゅう を はった むすう の ね から てが はえ てきて
Chichuu wo Hatta Musuu no Ne kara Tega Hae tekite
舌なめずりをしながら遂に核心を貫く
した なめずりをしながら ついに かくしん を つらぬく
Shita namezuriwoshinagara Tsuini Kakushin wo Tsuranuku
救えるなど なんて傲慢な罪と罰を今
すくえ るなど なんて ごうまん な つみ と ばつ を いま
Sukue runado nante Gouman na Tsumi to Batsu wo Ima
受けよう「メシアガレ」
うけ よう 「 めしあがれ 」
Uke you 「 meshiagare 」
なぜ後の続かない言葉を敢えて
なぜ のちの つづか ない ことば を あえ て
naze Nochino Tsuzuka nai Kotoba wo Ae te
闇の中で呟いたの…誰に伝えたくて?
やみ の なか で げん いたの … だれ に つたえ たくて ?
Yami no Naka de Gen itano … Dare ni Tsutae takute ?
秘め事は知れてしまえば価値問う間もなく
ひめ こと は しれ てしまえば かち とう かん もなく
Hime Koto ha Shire teshimaeba Kachi Tou Kan monaku
消え失せていく 木枯らしに吹かれて
きえ うせ ていく こがらし らしに ふか れて
Kie Use teiku Kogarashi rashini Fuka rete
欲しいのなら奪い尽くせばいい
ほしい のなら うばい つくせ ばいい
Hoshii nonara Ubai Tsukuse baii
抜け殻になっていく…玩具のように…
ぬけ から になっていく … がんぐ のように …
Nuke Kara ninatteiku … Gangu noyouni …
ねぇそれでいい?
ねぇそれでいい ?
neesoredeii ?
Honest. 鳥も虫たちも鳴くのをやめた
Honest. とり も むし たちも なく のをやめた
Honest. Tori mo Mushi tachimo Naku nowoyameta
静寂の夜 枯れたはずの涙ひとしずく
せいじゃく の よる かれ たはずの なみだ ひとしずく
Seijaku no Yoru Kare tahazuno Namida hitoshizuku
今 深い深い森で眠っているだけ
いま ふかい ふかい もり で ねむって いるだけ
Ima Fukai Fukai Mori de Nemutte irudake
いつかきっと夜明けがくるから
いつかきっと よあけ がくるから
itsukakitto Yoake gakurukara
心は渡さない
こころは わたさ ない
Kokoroha Watasa nai