Lyric

月の畦道を走りぬけて

もいちど河原をめざす

虫かごの中 ホタルたちを

しばらくひとり見ていた

会いたいよと鳴くその代わり

儚いけれど光るもの

開け放つ扉から

いくつも

群青の空に舞う

蛍草照らして

あなたの不在に慣れてゆくよ

それでも夏は在るよ

あの涙が今のわたし

この場所まで連れてきた

悲しみを少しずつ

ほどいて

遠くまで飛んでゆけ

蛍草の夜に

開け放つ扉から

いくつも

群青の空に舞う

蛍草照らして

悲しみを少しずつ

ほどいて

遠くまで飛んでゆけ

蛍草の夜に

開け放つ扉から

いくつも

群青の空に舞う

蛍草照らして

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