時には昔の話をしようか
ときに は むかし の はなし をしようか
Tokini ha Mukashi no Hanashi woshiyouka
通いなれた なじみのあの店
かよい なれた なじみのあの みせ
Kayoi nareta najiminoano Mise
マロニエの並木が窓辺に見えてた
まろにえ の なみき が まどべ に みえ てた
maronie no Namiki ga Madobe ni Mie teta
コーヒーを一杯で一日
こーひー を いっぱい で ついたち
ko^hi^ wo Ippai de Tsuitachi
見えない明日を むやみにさがして
みえ ない あした を むやみにさがして
Mie nai Ashita wo muyaminisagashite
誰もが希望をたくした
だれも が きぼう をたくした
Daremo ga Kibou wotakushita
揺れていた時代の熱い風にふかれて
ゆれ ていた じだい の あつい かぜ にふかれて
Yure teita Jidai no Atsui Kaze nifukarete
体中で瞬間を感じた そうだね
からだじゅう で しゅんかん を かんじ た そうだね
Karadajuu de Shunkan wo Kanji ta soudane
道端で眠ったこともあったね
みちばた で ねむった こともあったね
Michibata de Nemutta kotomoattane
どこにも行けない みんなで
どこにも いけ ない みんなで
dokonimo Ike nai minnade
お金はなくても なんとか生きてた
お きん はなくても なんとか いき てた
o Kin hanakutemo nantoka Iki teta
貧しさが明日を運んだ
まずし さが あした を はこん だ
Mazushi saga Ashita wo Hakon da
小さな下宿屋にいく人もおしかけ
ちいさ な げしゅくや にいく にん もおしかけ
Chiisa na Geshukuya niiku Nin mooshikake
朝まで騒いで眠った
あさ まで さわい で ねむった
Asa made Sawai de Nemutta
嵐のように毎日が燃えていた
あらし のように まいにち が もえ ていた
Arashi noyouni Mainichi ga Moe teita
息がきれるまで走った そうだね
いき がきれるまで はしった そうだね
Iki gakirerumade Hashitta soudane
一枚残った写真をごらんよ
いちまい のこった しゃしん をごらんよ
Ichimai Nokotta Shashin wogoranyo
ひげづらの男は君だね
ひげづらの おとこ は くん だね
higezurano Otoko ha Kun dane
どこにいるのか今ではわからない
どこにいるのか いま ではわからない
dokoniirunoka Ima dehawakaranai
友達もいく人かいるけど
ともだち もいく にん かいるけど
Tomodachi moiku Nin kairukedo
あの日のすべてが空しいものだと
あの にち のすべてが むなし いものだと
ano Nichi nosubetega Munashi imonodato
それは誰にも言えない
それは だれ にも いえ ない
soreha Dare nimo Ie nai
今でも同じように見果てぬ夢を描いて
いま でも おなじ ように けん はて ぬ ゆめ を えがい て
Ima demo Onaji youni Ken Hate nu Yume wo Egai te
走りつづけているよね どこかで
はしり つづけているよね どこかで
Hashiri tsuzuketeiruyone dokokade