あゝ 貴方の往く道が 私の進む道
あゝ あなた の ゆく みち が わたし の すすむ みち
a Anata no Yuku Michi ga Watashi no Susumu Michi
ひそかに心に刻む
ひそかに こころ に きざむ
hisokani Kokoro ni Kizamu
さう 肩を並べ歩く 日暮れの九十九折(つづらおり)
さう かた を ならべ あるく ひぐれ の つくも おり ( つづらおり )
sau Kata wo Narabe Aruku Higure no Tsukumo Ori ( tsuzuraori )
このまゝ果てなく共に
このまゝ はて なく ともに
konoma Hate naku Tomoni
もし 此の先 月さへ翳る時は
もし この さき がつ さへ かげる とき は
moshi Kono Saki Gatsu sahe Kageru Toki ha
火を私が点して
ひ を わたし が さし て
Hi wo Watashi ga Sashi te
明々(あかあか)と燃ゆる松明(たいまつ)よりも
あかあか ( あかあか ) と もゆ る まつ めい ( たいまつ ) よりも
Akaaka ( akaaka ) to Moyu ru Matsu Mei ( taimatsu ) yorimo
熱き 常盤に消へぬ想ひ
あつき ときわ に しょう へぬ おもひ
Atsuki Tokiwa ni Shou henu Omohi
貴方の悲願(ねがひ)が あまねく国中に
あなた の ひがん ( ねがひ ) が あまねく くにじゅう に
Anata no Higan ( negahi ) ga amaneku Kunijuu ni
届く日まで貴方を支へたひ
とどく にち まで あなた を かへ たひ
Todoku Nichi made Anata wo Kahe tahi
劇(はげ)しき雨に遭おうとずつと
げき ( はげ ) しき あめ に あお うとずつと
Geki ( hage ) shiki Ame ni Ao utozutsuto
あゝ 心の火は あの日貴方に出逢ふまで
あゝ こころ の ひ は あの にち あなた に しゅつ ほう ふまで
a Kokoro no Hi ha ano Nichi Anata ni Shutsu Hou fumade
静かな埋火でした
しずか な まい ひ でした
Shizuka na Mai Hi deshita
さう 燃え移るが如く 目覚めし吾が焔(ほむら)
さう もえ うつる が ごとく めざめ し われ が ほのお ( ほむら )
sau Moe Utsuru ga Gotoku Mezame shi Ware ga Honoo ( homura )
貴方の誠の為に
あなた の まことの ために
Anata no Makotono Tameni
もし 此の世が 儚き仮初(かりそめ)でも
もし この よ が ぼう き かり はつ ( かりそめ ) でも
moshi Kono Yo ga Bou ki Kari Hatsu ( karisome ) demo
此の決意は尽きなひ
この けつい は ことごとき なひ
Kono Ketsui ha Kotogotoki nahi
煌々(こうこう)と光る燈火よりも
こうこう ( こうこう ) と ひかる とうか よりも
Koukou ( koukou ) to Hikaru Touka yorimo
明(あか)く常盤に強き誓ひ
めい ( あか ) く ときわ に つよき ちかひ
Mei ( aka ) ku Tokiwa ni Tsuyoki Chikahi
真心だけしか此の手になひけれど
まごころ だけしか この てに なひけれど
Magokoro dakeshika Kono Teni nahikeredo
引き返せぬ此の道 ついて往く
びき かえせ ぬ この みち ついて ゆく
Biki Kaese nu Kono Michi tsuite Yuku
遙かに見ゆる朝陽が許(もと)へ
はるか に みゆ る あさひ が もと ( もと ) へ
Haruka ni Miyu ru Asahi ga Moto ( moto ) he
言葉に出来ずとも
ことば に できず とも
Kotoba ni Dekizu tomo
見つめた眼には
みつ めた め には
Mitsu meta Me niha
炎がそつと揺れるゆゑに
ほのお がそつと ゆれ るゆゑに
Honoo gasotsuto Yure ruyueni
私は歩いてく
わたし は あるい てく
Watashi ha Arui teku
どんな約束より揺るぎなき契りを
どんな やくそく より ゆる ぎなき ちぎり を
donna Yakusoku yori Yuru ginaki Chigiri wo
きつと守る
きつと まもる
kitsuto Mamoru
命懸けて
いのち かけ て
Inochi Kake te
明々(あかあか)と燃ゆる松明(たいまつ)よりも
あかあか ( あかあか ) と もゆ る まつ めい ( たいまつ ) よりも
Akaaka ( akaaka ) to Moyu ru Matsu Mei ( taimatsu ) yorimo
熱き 常盤に消へぬ想ひ
あつき ときわ に しょう へぬ おもひ
Atsuki Tokiwa ni Shou henu Omohi
貴方の悲願(ねがひ)が あまねく国中に
あなた の ひがん ( ねがひ ) が あまねく くにじゅう に
Anata no Higan ( negahi ) ga amaneku Kunijuu ni
届く日まで貴方を支へたひ
とどく にち まで あなた を かへ たひ
Todoku Nichi made Anata wo Kahe tahi
劇(はげ)しき雨に遭おうとずつと
げき ( はげ ) しき あめ に あお うとずつと
Geki ( hage ) shiki Ame ni Ao utozutsuto