日々の暮らしの中で ふっと息を吸い込むと
ひび の くらし の なか で ふっと いき を すいこむ と
Hibi no Kurashi no Naka de futto Iki wo Suikomu to
人間は果てしない 欲張りで
にんげん は はて しない よくばり で
Ningen ha Hate shinai Yokubari de
足りないものがある そこが我慢出来なくて
たり ないものがある そこが がまんできな くて
Tari naimonogaaru sokoga Gamandekina kute
何もかも 手に入れたいと思ってる
なにも かも てにいれ たいと おもって る
Nanimo kamo Teniire taito Omotte ru
僕が子供だった頃 日本は貧しくひ弱で
ぼく が こども だった ごろ にっぽん は まずしく ひ じゃく で
Boku ga Kodomo datta Goro Nippon ha Mazushiku hi Jaku de
お金もなく肩寄せあって生きていた
お きん もなく かた よせ あって いき ていた
o Kin monaku Kata Yose atte Iki teita
物が足りないのは みんな一緒だし普通だし
もの が たり ないのは みんな いっしょ だし ふつう だし
Mono ga Tari nainoha minna Issho dashi Futsuu dashi
何よりも 平和が大切でありました
なに よりも へいわ が たいせつ でありました
Nani yorimo Heiwa ga Taisetsu dearimashita
僕はフキが大好きです 毎日でも食べたくなる
ぼくは ふき が だいすき です まいにち でも たべた くなる
Bokuha fuki ga Daisuki desu Mainichi demo Tabeta kunaru
フキは茎だけでなく 葉っぱもとてもおいしくて
ふき は くき だけでなく はっぱ もとてもおいしくて
fuki ha Kuki dakedenaku Happa mototemooishikute
僕は竹の子も好きです 毎日飽きることはなく
ぼくは たけのこ も すき です まいにち あき ることはなく
Bokuha Takenoko mo Suki desu Mainichi Aki rukotohanaku
柔らかいとこだけでなく かたい根っこのあたりも
やわら かいとこだけでなく かたい ねっこ のあたりも
Yawara kaitokodakedenaku katai Nekko noatarimo
大好きです
だいすき です
Daisuki desu
短い旬の味は その季節まで待てばいい
みじかい じゅん の あじ は その きせつ まで まて ばいい
Mijikai Jun no Aji ha sono Kisetsu made Mate baii
人の世は 常に満たされなくていい
にん の よ は つねに みた されなくていい
Nin no Yo ha Tsuneni Mita sarenakuteii
何かが足りないからと それが今ここになくても
なにか が たり ないからと それが いま ここになくても
Nanika ga Tari naikarato sorega Ima kokoninakutemo
大丈夫 心が貧しくならなけりゃ
だいじょうぶ こころ が まずしく ならなけりゃ
Daijoubu Kokoro ga Mazushiku naranakerya
僕はフキが大好きです 毎日でも食べたくなる
ぼくは ふき が だいすき です まいにち でも たべた くなる
Bokuha fuki ga Daisuki desu Mainichi demo Tabeta kunaru
フキは茎だけでなく 葉っぱもとてもおいしくて
ふき は くき だけでなく はっぱ もとてもおいしくて
fuki ha Kuki dakedenaku Happa mototemooishikute
僕は竹の子も好きです 毎日飽きることはなく
ぼくは たけのこ も すき です まいにち あき ることはなく
Bokuha Takenoko mo Suki desu Mainichi Aki rukotohanaku
柔らかいとこだけでなく かたい根っこのあたりも
やわら かいとこだけでなく かたい ねっこ のあたりも
Yawara kaitokodakedenaku katai Nekko noatarimo
好きなんです
すき なんです
Suki nandesu
人が生きる道もまた おいしい事ばかりじゃない
にん が いき る みち もまた おいしい こと ばかりじゃない
Nin ga Iki ru Michi momata oishii Koto bakarijanai
足りなくて 満たされぬ日が多くある
たり なくて みた されぬ にち が おおく ある
Tari nakute Mita sarenu Nichi ga Ooku aru
何かが足りない時も その事を受け止めたい
なにか が たり ない とき も その こと を うけ とめ たい
Nanika ga Tari nai Toki mo sono Koto wo Uke Tome tai
何もかも 求め過ぎずに おだやかに
なにも かも もとめ すぎ ずに おだやかに
Nanimo kamo Motome Sugi zuni odayakani