あの日君はとても コワイ顔をしていました
あの にち くん はとても こわい かお をしていました
ano Nichi Kun hatotemo kowai Kao woshiteimashita
だけど僕も一歩だって 引き下がるつもりはありません
だけど ぼく も いっぽ だって ひきさが るつもりはありません
dakedo Boku mo Ippo datte Hikisaga rutsumorihaarimasen
時間ばかりが沈黙の中で 進んで行くような
じかん ばかりが ちんもく の なか で すすん で いく ような
Jikan bakariga Chinmoku no Naka de Susun de Iku youna
それでも結局お互いに 納得は出来ないままで
それでも けっきょく お たがいに なっとく は できな いままで
soredemo Kekkyoku o Tagaini Nattoku ha Dekina imamade
女と男とは 違う生きものなんだと言いきかせて
おんな と おとこ とは ちがう いき ものなんだと いい きかせて
Onna to Otoko toha Chigau Iki mononandato Ii kikasete
黙り込んだままそっぽを向いて 寝るしかなかったのです
だまり こん だままそっぽを むい て ねる しかなかったのです
Damari Kon damamasoppowo Mui te Neru shikanakattanodesu
深夜になって僕は そっと起きて水割りを作ってみました
しんや になって ぼくは そっと おき て みずわり を つくって みました
Shinya ninatte Bokuha sotto Oki te Mizuwari wo Tsukutte mimashita
一人で色々考えてみたけど やっぱり結論は出ないままで
ひとり で いろいろ かんがえ てみたけど やっぱり けつろん は でな いままで
Hitori de Iroiro Kangae temitakedo yappari Ketsuron ha Dena imamade
君はその頃寝たふりをしながら くやしさいっぱいの気持ちで
くん はその ごろ ねた ふりをしながら くやしさいっぱいの きもち で
Kun hasono Goro Neta furiwoshinagara kuyashisaippaino Kimochi de
「どうしてこの男と一緒にいるんだろう」と考えていた事でしょう
「 どうしてこの おとこ と いっしょに いるんだろう 」 と かんがえ ていた こと でしょう
「 doushitekono Otoko to Isshoni irundarou 」 to Kangae teita Koto deshou
あれからずいぶん時も過ぎ 考え方も変わってきたようだけど
あれからずいぶん とき も すぎ かんがえかた も かわ ってきたようだけど
arekarazuibun Toki mo Sugi Kangaekata mo Kawa ttekitayoudakedo
君には君の僕には僕の 越えられないものがある
くん には くん の ぼく には ぼく の こえ られないものがある
Kun niha Kun no Boku niha Boku no Koe rarenaimonogaaru
昔と何が違うんだろう 年を重ねるって何だろう
むかし と なに が ちがう んだろう ねん を かさねる って なんだ ろう
Mukashi to Nani ga Chigau ndarou Nen wo Kasaneru tte Nanda rou
人はそんなに変わらないだろう 僕は君の事が好きだから
にん はそんなに かわ らないだろう ぼくは くん の こと が すき だから
Nin hasonnani Kawa ranaidarou Bokuha Kun no Koto ga Suki dakara
君とこのままがいいんです 君も僕以外の男は無理でしょう
くん とこのままがいいんです くん も ぼくいがい の おとこ は むり でしょう
Kun tokonomamagaiindesu Kun mo Bokuigai no Otoko ha Muri deshou
二人とも欠点が多くて 誇れるものは少ないけれど
ふたり とも けってん が おおく て ほこれ るものは すくない けれど
Futari tomo Ketten ga Ooku te Hokore rumonoha Sukunai keredo
お互いの事はお互いが一番 良く知っているわけだから
お たがい の こと はお たがい が いちばん よく しって いるわけだから
o Tagai no Koto hao Tagai ga Ichiban Yoku Shitte iruwakedakara
いっぱいの問題をかかえながら 僕達はこれからもずっと
いっぱいの もんだい をかかえながら ぼくたち はこれからもずっと
ippaino Mondai wokakaenagara Bokutachi hakorekaramozutto
危なっかしいけどそれなりの 人生を続けて行きましょう
あぶな っかしいけどそれなりの じんせい を つづけ て いき ましょう
Abuna kkashiikedosorenarino Jinsei wo Tsuzuke te Iki mashou