下駄をならして奴がくる 腰に手ぬぐいぶらさげて
げた をならして やつ がくる こし に てぬぐい ぶらさげて
Geta wonarashite Yatsu gakuru Koshi ni Tenugui burasagete
学生服にしみこんだ 男の臭いがやってくる
がくせいふく にしみこんだ おとこ の くさい がやってくる
Gakuseifuku nishimikonda Otoko no Kusai gayattekuru
アー夢よ よき友よ おまえ今頃どの空の下で
あー ゆめ よ よき とも よ おまえ いまごろ どの そら の した で
a^ Yume yo yoki Tomo yo omae Imagoro dono Sora no Shita de
俺とおんなじあの星みつめて何想う
おれ とおんなじあの ほし みつめて なに おもう
Ore toonnajiano Hoshi mitsumete Nani Omou
可愛いあの娘に声かけられて 頬をそめてたうぶな奴
かわいい あの むすめ に こえ かけられて ほお をそめてたうぶな やつ
Kawaii ano Musume ni Koe kakerarete Hoo wosometetaubuna Yatsu
語り明かせば下宿屋の おばさん酒持ってやってくる
かたり あきらか せば げしゅくや の おばさん さけ もって やってくる
Katari Akiraka seba Geshukuya no obasan Sake Motte yattekuru
アー恋よ よき友よ 俺は今でもこの町に住んで
あー こい よ よき とも よ おれ は いま でもこの まち に すん で
a^ Koi yo yoki Tomo yo Ore ha Ima demokono Machi ni Sun de
女房、子供に手を焼きながらも生きている
にょうぼう 、 こども に て を やき ながらも いき ている
Nyoubou 、 Kodomo ni Te wo Yaki nagaramo Iki teiru
男らしさと人が言う おまえの顔が目に浮かぶ
おとこ らしさと にん が いう おまえの かお が めに うか ぶ
Otoko rashisato Nin ga Iu omaeno Kao ga Meni Uka bu
力ずくだと言いながら 女郎屋通いを自慢する
ちから ずくだと いい ながら じょろう や かよい を じまん する
Chikara zukudato Ii nagara Jorou Ya Kayoi wo Jiman suru
アー夢よ よき友よ 時の流れをうらむじゃないぞ
あー ゆめ よ よき とも よ ときの ながれ をうらむじゃないぞ
a^ Yume yo yoki Tomo yo Tokino Nagare wouramujanaizo
男らしいはやさしいことだと言ってくれ
おとこ らしいはやさしいことだと いっって くれ
Otoko rashiihayasashiikotodato Itsutte kure
家庭教師のガラじゃない 金のためだと言いながら
かていきょうし の がら じゃない きん のためだと いい ながら
Kateikyoushi no gara janai Kin notamedato Ii nagara
子供相手に人の道 人生などを説く男
こどもあいて に にん の みち じんせい などを とく おとこ
Kodomoaite ni Nin no Michi Jinsei nadowo Toku Otoko
アー夢よ よき友よ 便りしたため探してみたけど
あー ゆめ よ よき とも よ たより したため さがし てみたけど
a^ Yume yo yoki Tomo yo Tayori shitatame Sagashi temitakedo
暑中見舞が返ってきたのは秋だった
しょちゅうみまい が かえって きたのは あき だった
Shochuumimai ga Kaette kitanoha Aki datta
古き時代と人が言う 今も昔と俺は言う
ふるき じだい と にん が いう いま も むかし と おれ は いう
Furuki Jidai to Nin ga Iu Ima mo Mukashi to Ore ha Iu
バンカラなどと口走る 古き言葉を悔みつつ
ばんから などと くちばしる ふるき ことば を くやみ つつ
bankara nadoto Kuchibashiru Furuki Kotoba wo Kuyami tsutsu
アー友と よき酒を 時を憂いて飲みあかしたい
あー とも と よき さけ を とき を うれい て のみ あかしたい
a^ Tomo to yoki Sake wo Toki wo Urei te Nomi akashitai
今も昔もこの酒つげば心地よし
いま も むかし もこの さけ つげば ここち よし
Ima mo Mukashi mokono Sake tsugeba Kokochi yoshi
学生達が通りゆく あいつ程ではないにしろ
がくせいたち が とおり ゆく あいつ ほど ではないにしろ
Gakuseitachi ga Toori yuku aitsu Hodo dehanainishiro
まじめなのさと言いたげに 肩で風切って飛んでゆく
まじめなのさと いい たげに かた で かぜ きって とん でゆく
majimenanosato Ii tageni Kata de Kaze Kitte Ton deyuku
アー友よ よき奴よ 今の暮らしにあきたら二人で
あー とも よ よき やつ よ いま の くらし にあきたら ふたり で
a^ Tomo yo yoki Yatsu yo Ima no Kurashi niakitara Futari de
夢をかかえて旅でもしないかあの頃へ
ゆめ をかかえて たび でもしないかあの ごろ へ
Yume wokakaete Tabi demoshinaikaano Goro he