生きてきて 心に尋ね これが宝と 言えるもの
いき てきて こころ に たずね これが たから と いえ るもの
Iki tekite Kokoro ni Tazune korega Takara to Ie rumono
富でなく 名誉でもなく それは「ともたち」
とみ でなく めいよ でもなく それは 「 ともたち 」
Tomi denaku Meiyo demonaku soreha 「 tomotachi 」
長い旅路の 道連れだった 同じ時代の 戦の仲間
ながい たびじ の みちづれ だった おなじ じだい の せん の なかま
Nagai Tabiji no Michizure datta Onaji Jidai no Sen no Nakama
或いは時に 競い合い 挑み合い
あるい は ときに きそい あい いどみ あい
Arui ha Tokini Kisoi Ai Idomi Ai
今 打ち解けて 和み合う
いま うちとけ て なごみ あう
Ima Uchitoke te Nagomi Au
微笑み 浮かべる 互いの 瞳に
ほほえみ うか べる たがい の ひとみ に
Hohoemi Uka beru Tagai no Hitomi ni
自分の歴史を ふと垣間見る
じぶん の れきし を ふと かいまみる
Jibun no Rekishi wo futo Kaimamiru
在るだけで 只居るだけで 嬉しい価値と 言えるもの
ある だけで ただ いる だけで うれし い かち と いえ るもの
Aru dakede Tada Iru dakede Ureshi i Kachi to Ie rumono
紛れ無く 躊躇いも無く それが「ともたち」
まぎれ なく ためらい も なく それが 「 ともたち 」
Magire Naku Tamerai mo Naku sorega 「 tomotachi 」
糞真面目とは 言わないけれど
ふん まじめ とは いわ ないけれど
Fun Majime toha Iwa naikeredo
一所懸命 生きてきたこと
いっしょけんめい いき てきたこと
Isshokenmei Iki tekitakoto
言葉無用で 映し合い 感じ合い
ことば むよう で うつし あい かんじ あい
Kotoba Muyou de Utsushi Ai Kanji Ai
今 目を細め 響き合う
いま め を ほそめ ひびき あう
Ima Me wo Hosome Hibiki Au
命の 深みに 居座る 孤独も
いのち の ふかみ に いすわる こどく も
Inochi no Fukami ni Isuwaru Kodoku mo
恋人のような ぬくもり抱く
こいびと のような ぬくもり だく
Koibito noyouna nukumori Daku
嘆きやくどい愚痴も 頷いて 掻き散らしてくれた
なげき やくどい ぐち も うなずい て かき ちら してくれた
Nageki yakudoi Guchi mo Unazui te Kaki Chira shitekureta
面と向かって 言うことも 無いだろうけど
めん と むか って いう ことも ない だろうけど
Men to Muka tte Iu kotomo Nai daroukedo
友でいてくれて ありがとう
とも でいてくれて ありがとう
Tomo deitekurete arigatou
数々の その振舞いは 助け救いと 言えるもの
かずかず の その ふるまい は たすけ すくい と いえ るもの
Kazukazu no sono Furumai ha Tasuke Sukui to Ie rumono
報い無く 見返しも無く それは「ともたち」
むくい なく みかえし も なく それは 「 ともたち 」
Mukui Naku Mikaeshi mo Naku soreha 「 tomotachi 」
褒められる程 立派じゃないが
ほめ られる ほど りっぱ じゃないが
Home rareru Hodo Rippa janaiga
それぞれの眼に 恥じないことに
それぞれの め に はじ ないことに
sorezoreno Me ni Haji naikotoni
心を尽くし 努め合い 励み合い
こころ を づくし つとめ あい はげみ あい
Kokoro wo Zukushi Tsutome Ai Hagemi Ai
今 足らなさを 支え合う
いま たら なさを ささえ あう
Ima Tara nasawo Sasae Au
互いの 眼差し 迎える 明日を
たがい の まなざし むかえ る あした を
Tagai no Manazashi Mukae ru Ashita wo
上り坂として 背中を突(つつ)く
のぼりざか として せなか を とつ ( つつ ) く
Noborizaka toshite Senaka wo Totsu ( tsutsu ) ku
密やかな悦びも 共に居て 膨らましてくれた
みつ やかな よろこび も ともに いて ふくらま してくれた
Mitsu yakana Yorokobi mo Tomoni Ite Fukurama shitekureta
不器用だから 口に出す こともないけど
ぶきよう だから くち に だす こともないけど
Bukiyou dakara Kuchi ni Dasu kotomonaikedo
友でいてくれて ありがとう
とも でいてくれて ありがとう
Tomo deitekurete arigatou