一匹の犬の話だ
いっぴき の いぬ の はなし だ
Ippiki no Inu no Hanashi da
行き場のない汚い子犬が
いき ば のない きたない こいぬ が
Iki Ba nonai Kitanai Koinu ga
拾われ 包まれ 優しさ知った
ひろわ れ つつま れ やさし さ しった
Hirowa re Tsutsuma re Yasashi sa Shitta
人の手のぬくもりを知った
にん の ての ぬくもりを しった
Nin no Teno nukumoriwo Shitta
「君は真面目すぎる」とあなたは言う
「 くん は まじめ すぎる 」 とあなたは いう
「 Kun ha Majime sugiru 」 toanataha Iu
あなたは知らないんだろう
あなたは しら ないんだろう
anataha Shira naindarou
あなたが私に与えたもの
あなたが わたし に あたえ たもの
anataga Watashi ni Atae tamono
その重さを大きさを
その おもさ を おおきさ を
sono Omosa wo Ookisa wo
あなたの言葉が道しるべ
あなたの ことば が みち しるべ
anatano Kotoba ga Michi shirube
あなたがくれた最後の言葉
あなたがくれた さいご の ことば
anatagakureta Saigo no Kotoba
叶えるためならば
かなえ るためならば
Kanae rutamenaraba
この身が朽ち果てても構わない
この み が くち はて ても かまわ ない
kono Mi ga Kuchi Hate temo Kamawa nai
一匹の犬の話だ
いっぴき の いぬ の はなし だ
Ippiki no Inu no Hanashi da
大切な人を持った犬が
たいせつ な にん を もった いぬ が
Taisetsu na Nin wo Motta Inu ga
失い 残され 寂しさ知った
うしない のこさ れ さびし さ しった
Ushinai Nokosa re Sabishi sa Shitta
消えてゆくぬくもりを知った
きえ てゆくぬくもりを しった
Kie teyukunukumoriwo Shitta
「最後のお願いだ」とあなたは言う
「 さいご のお ねがい だ 」 とあなたは いう
「 Saigo noo Negai da 」 toanataha Iu
あなたは知ってるんだろう
あなたは しって るんだろう
anataha Shitte rundarou
あなたが私に残すものが
あなたが わたし に のこす ものが
anataga Watashi ni Nokosu monoga
私を生かしてくれると
わたし を いか してくれると
Watashi wo Ika shitekureruto
あなたの言葉が道しるべ
あなたの ことば が みち しるべ
anatano Kotoba ga Michi shirube
あなたがくれた形見の言葉
あなたがくれた かたみ の ことば
anatagakureta Katami no Kotoba
背負ってくことだけが
せおって くことだけが
Seotte kukotodakega
私を真っ直ぐ立たせてくれる
わたし を まっすぐ ぐ たた せてくれる
Watashi wo Massugu gu Tata setekureru
「幸せであれ」とあなたは言った
「 しあわせ であれ 」 とあなたは いっった
「 Shiawase deare 」 toanataha Itsutta
ずっと知らなかったんだ
ずっと しら なかったんだ
zutto Shira nakattanda
あなたがくれる幸せに甘え
あなたがくれる しあわせ に あまえ
anatagakureru Shiawase ni Amae
自分の足で立つ意味を
じぶん の あし で たつ いみ を
Jibun no Ashi de Tatsu Imi wo
あなたの言葉が道しるべ
あなたの ことば が みち しるべ
anatano Kotoba ga Michi shirube
あなたがくれた言葉たちは
あなたがくれた ことば たちは
anatagakureta Kotoba tachiha
ずっと胸の内側
ずっと むね の うちがわ
zutto Mune no Uchigawa
寄り添ってくれている
よりそって くれている
Yorisotte kureteiru