ねぇ メリディエ
ねぇ めりでぃえ
nee meridie
あなたがいつかね
あなたがいつかね
anatagaitsukane
何もかもを そう 捨て去ってしまっても きっと傍にいるわ
なにも かもを そう すてさって しまっても きっと ぼう にいるわ
Nanimo kamowo sou Sutesatte shimattemo kitto Bou niiruwa
人はあなたを
にん はあなたを
Nin haanatawo
畏れるかもとも
おそれ るかもとも
Osore rukamotomo
知れないけれども その心の何よりも美しいこと 知っているから――
しれ ないけれども その こころ の なに よりも うつくし いこと しって いるから ――
Shire naikeredomo sono Kokoro no Nani yorimo Utsukushi ikoto Shitte irukara ――
「生まれながらにして、王女の友人であることを運命付けられていた。貴族の娘、メイメイ。」
「 うまれ ながらにして 、 おうじょ の ゆうじん であることを うんめい づけ られていた 。 きぞく の むすめ 、 めいめい 。」
「 Umare nagaranishite 、 Oujo no Yuujin dearukotowo Unmei Zuke rareteita 。 Kizoku no Musume 、 meimei 。」
「光を通さぬ漆黒の髪、感情を閉じ込めた昏い瞳、国の唯一の跡継ぎと目された。王女、メリクルベル。」
「 ひかり を とうさ ぬ しっこく の かみ 、 かんじょう を とじこめ た くらい ひとみ 、 くに の ゆいいつ の あとつぎ と め された 。 おうじょ 、 めりくるべる 。」
「 Hikari wo Tousa nu Shikkoku no Kami 、 Kanjou wo Tojikome ta Kurai Hitomi 、 Kuni no Yuiitsu no Atotsugi to Me sareta 。 Oujo 、 merikuruberu 。」
「二人はいつしか。ただの役割以上に、惹かれ合う。」
「 ふたり はいつしか 。 ただの やくわり いじょう に 、 ひか れ あう 。」
「 Futari haitsushika 。 tadano Yakuwari Ijou ni 、 Hika re Au 。」
「密やかな告白。二人の影は、寄り添うように。」
「 みつ やかな こくはく 。 ふたり の かげ は 、 より そう ように 。」
「 Mitsu yakana Kokuhaku 。 Futari no Kage ha 、 Yori Sou youni 。」
突き刺さる 違和感
つき ささ る いわかん
Tsuki Sasa ru Iwakan
何故人は こんなにも
なぜ にん は こんなにも
Naze Nin ha konnanimo
生きるほどに醜く その身 朽ちていく
いき るほどに みにくく その み くち ていく
Iki ruhodoni Minikuku sono Mi Kuchi teiku
この身以上の 美など
この み いじょう の び など
kono Mi Ijou no Bi nado
許しはしない されどなお
ゆるし はしない されどなお
Yurushi hashinai saredonao
汚れていく全てのモノ達が 疎ましく
よごれ ていく すべて の もの たち が うとま しく
Yogore teiku Subete no mono Tachi ga Utoma shiku
心のどこか その声は
こころ のどこか その こえ は
Kokoro nodokoka sono Koe ha
いつしかはっきりと 語りかける
いつしかはっきりと かたり かける
itsushikahakkirito Katari kakeru
とめどなく 肥大する――
とめどなく ひだい する ――
tomedonaku Hidai suru ――
それは内に宿した神の囁き
それは ない に やど した かみ の ささやき
soreha Nai ni Yado shita Kami no Sasayaki
憎悪【odio】
ぞうお 【 odio 】
Zouo 【 odio 】
全ての堕落に向けた かくも強きその感情(おもい)
すべて の だらく に むけ た かくも つよき その かんじょう ( おもい )
Subete no Daraku ni Muke ta kakumo Tsuyoki sono Kanjou ( omoi )
全ての美しきものを手に 有りの儘 穢れぬ様に
すべて の うつくし きものを てに あり の まま けがれ ぬ ように
Subete no Utsukushi kimonowo Teni Ari no Mama Kegare nu Youni
渦巻くは神の声 この偽りなき聲を聞け
うずまき くは かみ の こえ この いつわり なき こえ を きけ
Uzumaki kuha Kami no Koe kono Itsuwari naki Koe wo Kike
「あの日、私の心に舞い降りたのはなんだったのか。
「 あの にち 、 わたし の こころ に まい おり たのはなんだったのか 。
「 ano Nichi 、 Watashi no Kokoro ni Mai Ori tanohanandattanoka 。
私はもう、前のままの自分ではないのかもしれない。
わたし はもう 、 まえ のままの じぶん ではないのかもしれない 。
Watashi hamou 、 Mae nomamano Jibun dehanainokamoshirenai 。
でも、それは私の意志。
でも 、 それは わたし の いし 。
demo 、 soreha Watashi no Ishi 。
――ねぇ、貴女はどうするの?」
―― ねぇ 、 あなた はどうするの ?」
―― nee 、 Anata hadousuruno ?」
浸潤する 価値観
しんじゅん する かちかん
Shinjun suru Kachikan
この人は こんなにも
この にん は こんなにも
kono Nin ha konnanimo
望むほどに次第に その身 壊していく
のぞむ ほどに しだい に その み こわし ていく
Nozomu hodoni Shidai ni sono Mi Kowashi teiku
全てを撃ち棄てても
すべて を うち すて ても
Subete wo Uchi Sute temo
願うものが あるのなら
ねがう ものが あるのなら
Negau monoga arunonara
その願いのままにならぬものが 呪わしく
その ねがい のままにならぬものが のろわ しく
sono Negai nomamaninaranumonoga Norowa shiku
その幸せを 思うなら
その しあわせ を おもう なら
sono Shiawase wo Omou nara
この身にできることを為そうと
この みに できることを なそ うと
kono Mini dekirukotowo Naso uto
ただ傍に その傍に――
ただ ぼう に その ぼう に ――
tada Bou ni sono Bou ni ――
道を阻む全てのモノを許さない
みち を はばむ すべて の もの を ゆるさ ない
Michi wo Habamu Subete no mono wo Yurusa nai
憤怒【ira】
ふんど 【 ira 】
Fundo 【 ira 】
全ての腐敗に向けた かくも強きその誓い
すべて の ふはい に むけ た かくも つよき その ちかい
Subete no Fuhai ni Muke ta kakumo Tsuyoki sono Chikai
愛しき意志の望みのままに その道を ともに歩まん
いとし き いし の のぞみ のままに その みち を ともに あゆま ん
Itoshi ki Ishi no Nozomi nomamani sono Michi wo tomoni Ayuma n
共振する神の声 その偽りなき聲と共に
きょうしん する かみ の こえ その いつわり なき こえ と ともに
Kyoushin suru Kami no Koe sono Itsuwari naki Koe to Tomoni
村を焼いて
むら を やい て
Mura wo Yai te
国を焼いた
くに を やい た
Kuni wo Yai ta
全てその望みのままに
すべて その のぞみ のままに
Subete sono Nozomi nomamani
欺瞞を塗し
ぎまん を まぶし
Giman wo Mabushi
虚偽を被せた
きょぎ を かぶせ た
Kyogi wo Kabuse ta
全てその望みのままに
すべて その のぞみ のままに
Subete sono Nozomi nomamani
魔女と呼ぶならば僕となれ
まじょ と よぶ ならば ぼく となれ
Majo to Yobu naraba Boku tonare
「メリクルベル」の聲を聞け
「 めりくるべる 」 の こえ を きけ
「 merikuruberu 」 no Koe wo Kike
悲哀【maeror】
ひあい 【 maeror 】
Hiai 【 maeror 】
私の愛しき魔女よ かくも哀しきその願い
わたし の いとし き まじょ よ かくも かなし きその ねがい
Watashi no Itoshi ki Majo yo kakumo Kanashi kisono Negai
全てがいずれ朽ちるとしても その時までは その傍に
すべて がいずれ くち るとしても その とき までは その ぼう に
Subete gaizure Kuchi rutoshitemo sono Toki madeha sono Bou ni
あなたの心の何よりも 美しいことを私は
あなたの こころ の なに よりも うつくし いことを わたし は
anatano Kokoro no Nani yorimo Utsukushi ikotowo Watashi ha
誰より知っているのだからと その手をそっと握り締め
だれ より しって いるのだからと その て をそっと にぎり しめ
Dare yori Shitte irunodakarato sono Te wosotto Nigiri Shime
共に唱える神の声
ともに となえ る かみ の こえ
Tomoni Tonae ru Kami no Koe
この偽りなき聲を抱いて
この いつわり なき こえ を だい て
kono Itsuwari naki Koe wo Dai te
「メイメイ。魔女とともに歩むその命。
「 めいめい 。 まじょ とともに あゆむ その いのち 。
「 meimei 。 Majo totomoni Ayumu sono Inochi 。
人を殺めるときも、人を破滅に堕すときも。
にん を さつ めるときも 、 にん を はめつ に だ すときも 。
Nin wo Satsu merutokimo 、 Nin wo Hametsu ni Da sutokimo 。
終ぞ変わらぬ誓いだけが、その胸に。」
おわり ぞ かわ らぬ ちかい だけが 、 その むね に 。」
Owari zo Kawa ranu Chikai dakega 、 sono Mune ni 。」
「メリディエ、哀れな人。世界の全てに傷ついて。」
「 めりでぃえ 、 あわれ な にん 。 せかい の すべて に きずつ いて 。」
「 meridie 、 Aware na Nin 。 Sekai no Subete ni Kizutsu ite 。」
「でも、私だけは。いつまでも―貴女とともに。」
「 でも 、 わたし だけは 。 いつまでも ― あなた とともに 。」
「 demo 、 Watashi dakeha 。 itsumademo ― Anata totomoni 。」