「晩餐会の象徴のように設置された、大きな写し鏡。
「 ばんさんかい の しょうちょう のように せっち された 、 おおき な うつし かがみ 。
「 Bansankai no Shouchou noyouni Setchi sareta 、 Ooki na Utsushi Kagami 。
その鏡には、7人の少女達がこの場所を訪れなかったケースの映像が映し出されていて……。」
その かがみ には 、 7 にん の しょうじょたち がこの ばしょ を おとずれ なかった けーす の えいぞう が うつし ださ れていて ……。」
sono Kagami niha 、 7 Nin no Shoujotachi gakono Basho wo Otozure nakatta ke^su no Eizou ga Utsushi Dasa reteite ……。」
壊死は進み 循環する 悲哀観念 最終楽章へ
えし は すすみ じゅんかん する ひあい かんねん さいしゅう がくしょう へ
Eshi ha Susumi Junkan suru Hiai Kannen Saishuu Gakushou he
居並ぶ 嬲る 奈落少女 glow 愚弄 苦楽殺傷
いならぶ なぶる ならく しょうじょ glow ぐろう くらく さっしょう
Inarabu Naburu Naraku Shoujo glow Gurou Kuraku Sasshou
楽団員達は 死旋律弾(ひ)いて
がくだん いん たち は し せんりつ だん ( ひ ) いて
Gakudan In Tachi ha Shi Senritsu Dan ( hi ) ite
最高の 偽幸者(ぎこうしゃ)に為りたい
さいこう の にせ さち もの ( ぎこうしゃ ) に すり たい
Saikou no Nise Sachi Mono ( gikousha ) ni Suri tai
そんな悪夢(ゆめ)を見ていた
そんな あくむ ( ゆめ ) を みて いた
sonna Akumu ( yume ) wo Mite ita
ここはそう 薄暗い ショーケースだ
ここはそう うすぐらい しょーけーす だ
kokohasou Usugurai sho^ke^su da
光は奪われて 届かない
ひかり は うばわ れて とどか ない
Hikari ha Ubawa rete Todoka nai
「どうしたの?あなたも欲しくはないの?」
「 どうしたの ? あなたも ほし くはないの ?」
「 doushitano ? anatamo Hoshi kuhanaino ?」
「みんな、みんな錯覚だったんだ。やっぱりこんなの、幸せであるはずがないじゃないっ……!」
「 みんな 、 みんな さっかく だったんだ 。 やっぱりこんなの 、 しあわせ であるはずがないじゃないっ ……!」
「 minna 、 minna Sakkaku dattanda 。 yapparikonnano 、 Shiawase dearuhazuganaijanaitsu ……!」
薬効のない 不具合 遅すぎる 最後通牒だ
くすり こう のない ふぐあい おそす ぎる さいごつうちょう だ
Kusuri Kou nonai Fuguai Ososu giru Saigotsuuchou da
血塗られた 白旗は もう意味を成さずに
ち ぬら れた しろはた は もう いみ を なさ ずに
Chi Nura reta Shirohata ha mou Imi wo Nasa zuni
有耶無耶 病むは 弱き証左 巳むに 巳まず 痛覚抹消
あり や む や やむ は よわき しょうさ し むに し まず つうかく まっしょう
Ari Ya Mu Ya Yamu ha Yowaki Shousa Shi muni Shi mazu Tsuukaku Masshou
反吐が出るような 自己完結を呪う
はん と が でる ような じこかんけつ を のろう
Han To ga Deru youna Jikokanketsu wo Norou
網膜は 確かに映した
もうまく は たしかに うつし た
Moumaku ha Tashikani Utsushi ta
世界像の変革を
せかいぞう の へんかく を
Sekaizou no Henkaku wo
今はもう どんなに目 見開いても
いま はもう どんなに め みひらい ても
Ima hamou donnani Me Mihirai temo
錯覚だったのか 見つからない
さっかく だったのか みつ からない
Sakkaku dattanoka Mitsu karanai
「違う。私が、私たちが欲していたのは、もっと尊くて……どこまでも純粋なっ……」
「 ちがう 。 わたし が 、 わたしたち が ほし ていたのは 、 もっと みこと くて …… どこまでも じゅんすい なっ ……」
「 Chigau 。 Watashi ga 、 Watashitachi ga Hoshi teitanoha 、 motto Mikoto kute …… dokomademo Junsui natsu ……」
「そんな幸せは一過性のもので、すぐに儚く終わってしまうものよ?
「 そんな しあわせ は いっかせい のもので 、 すぐに ぼう く おわ ってしまうものよ ?
「 sonna Shiawase ha Ikkasei nomonode 、 suguni Bou ku Owa tteshimaumonoyo ?
それよりも、私の与えられるモノの方が永続的で正しいとは思わない?あはははっ……!」
それよりも 、 わたし の あたえ られる もの の ほうが えいぞくてき で ただし いとは おもわ ない ? あはははっ ……!」
soreyorimo 、 Watashi no Atae rareru mono no Houga Eizokuteki de Tadashi itoha Omowa nai ? ahahahatsu ……!」
「あなたは このリンゴを 食べるの?
「 あなたは この りんご を たべ るの ?
「 anataha kono ringo wo Tabe runo ?
入っているのが毒かは知らない……」
いっって いるのが どく かは しら ない ……」
Itsutte irunoga Doku kaha Shira nai ……」
最高の 偽幸者(ぎこうしゃ)に為りたい
さいこう の にせ さち もの ( ぎこうしゃ ) に すり たい
Saikou no Nise Sachi Mono ( gikousha ) ni Suri tai
そんな悪夢(ゆめ)を見ていた
そんな あくむ ( ゆめ ) を みて いた
sonna Akumu ( yume ) wo Mite ita
ここはそう 薄暗い ショーケースだ
ここはそう うすぐらい しょーけーす だ
kokohasou Usugurai sho^ke^su da
光は奪われた
ひかり は うばわ れた
Hikari ha Ubawa reta
逃れられない 運命(さだめ)を 感じた
のがれ られない うんめい ( さだめ ) を かんじ た
Nogare rarenai Unmei ( sadame ) wo Kanji ta
少女は 薬(それ)を飲んだ
しょうじょ は くすり ( それ ) を のん だ
Shoujo ha Kusuri ( sore ) wo Non da
哀れなる 七人(しちにん)に 加わり笑う
あわれ なる しちにん ( しちにん ) に くわわ り わらう
Aware naru Shichinin ( shichinin ) ni Kuwawa ri Warau
たった 一人の 観客へと
たった ひとり の かんきゃく へと
tatta Hitori no Kankyaku heto
「例えこれが毒リンゴだとわかっていても、今よりも楽になれるのなら……もういい」
「 たとえ これが どく りんご だとわかっていても 、 いま よりも らく になれるのなら …… もういい 」
「 Tatoe korega Doku ringo datowakatteitemo 、 Ima yorimo Raku ninarerunonara …… mouii 」
「ふふっ、痛くて苦しいのは、最初だけ。すぐに気持ちよくなれるから、ね?」
「 ふふっ 、 いたく て くるし いのは 、 さいしょ だけ 。 すぐに きもち よくなれるから 、 ね ?」
「 fufutsu 、 Itaku te Kurushi inoha 、 Saisho dake 。 suguni Kimochi yokunarerukara 、 ne ?」
「ありとあらゆる災禍から美しいものを……あなたたちを保護してあげる。
「 ありとあらゆる さいか から うつくし いものを …… あなたたちを ほご してあげる 。
「 aritoarayuru Saika kara Utsukushi imonowo …… anatatachiwo Hogo shiteageru 。
何も劣化なんてさせはしない。ずっとずっと、ここに一緒にいましょ?生きて、いたいのなら……」
なにも れっか なんてさせはしない 。 ずっとずっと 、 ここに いっしょに いましょ ? いき て 、 いたいのなら ……」
Nanimo Rekka nantesasehashinai 。 zuttozutto 、 kokoni Isshoni imasho ? Iki te 、 itainonara ……」
「何が正しくて、何が間違っているのか。一人一人にある小さな世界像を描き変えるのは……
「 なに が ただしく て 、 なに が まちがって いるのか 。 ひとりひとり にある ちいさ な せかいぞう を えがき かえ るのは ……
「 Nani ga Tadashiku te 、 Nani ga Machigatte irunoka 。 Hitorihitori niaru Chiisa na Sekaizou wo Egaki Kae runoha ……
いつだって抗えないほどの力だった」
いつだって あらがえ ないほどの ちから だった 」
itsudatte Aragae naihodono Chikara datta 」
「魔女と七人の美しい少女は、森の奥深くでいつまでも幸せに暮らしましたとさ……。
「 まじょ と しちにん の うつくし い しょうじょ は 、 もり の おくふかく でいつまでも しあわせ に くらし ましたとさ ……。
「 Majo to Shichinin no Utsukushi i Shoujo ha 、 Mori no Okufukaku deitsumademo Shiawase ni Kurashi mashitatosa ……。
多分、ね。ふふふふっ……!あはは、あははははっ!!」
たぶん 、 ね 。 ふふふふっ ……! あはは 、 あははははっ !! 」
Tabun 、 ne 。 fufufufutsu ……! ahaha 、 ahahahahatsu !! 」