「しつこく追ってきて、何が目的?
「 しつこく おって きて 、 なに が もくてき ?
「 shitsukoku Otte kite 、 Nani ga Mokuteki ?
やっぱり誰かにバラす気なんじゃ・・・・・・」
やっぱり だれか に ばら す きな んじゃ ・・・・・・」
yappari Dareka ni bara su Kina nja ・・・・・・」
「泣いてないで何か言ってくれないかな、キミ」
「 ない てないで なにか いっって くれないかな 、 きみ 」
「 Nai tenaide Nanika Itsutte kurenaikana 、 kimi 」
「少女が声を出せないことなど知らない二人は、
「 しょうじょ が こえ を だせ ないことなど しら ない ふたり は 、
「 Shoujo ga Koe wo Dase naikotonado Shira nai Futari ha 、
何も答えないフランチェスカに苛立ち、
なにも こたえ ない ふらんちぇすか に いらだち 、
Nanimo Kotae nai furanchesuka ni Iradachi 、
小さな刃物を手に近づいて……」
ちいさ な はもの を てに ちかづ いて ……」
Chiisa na Hamono wo Teni Chikazu ite ……」
「黒か白か、始めようか?審判を」
「 くろか しろか 、 はじめ ようか ? しんぱん を 」
「 Kuroka Shiroka 、 Hajime youka ? Shinpan wo 」
刹那煌いた消えぬ証 暴かれて
せつな こう いた きえ ぬ しょう あばか れて
Setsuna Kou ita Kie nu Shou Abaka rete
問いは意味を成さない 口外されれば
とい は いみ を なさ ない こうがい されれば
Toi ha Imi wo Nasa nai Kougai sarereba
幾多の犠牲の上に 勝ち得た炎も潰えてしまう...
いくた の ぎせい の うえに かち えた ほのお も ついえ てしまう ...
Ikuta no Gisei no Ueni Kachi Eta Honoo mo Tsuie teshimau ...
錆びついた その凶器を躊躇いなく翳して
さび ついた その きょうき を ためらい なく えい して
Sabi tsuita sono Kyouki wo Tamerai naku Ei shite
声さえあげずに固まった少女に 言葉を荒げて忘却を求めた
こえ さえあげずに かたま った しょうじょ に ことば を こう げて ぼうきゃく を もとめ た
Koe saeagezuni Katama tta Shoujo ni Kotoba wo Kou gete Boukyaku wo Motome ta
「さあ、そこまでだ。国が荒れていると子供達まで荒れるのか?」
「 さあ 、 そこまでだ 。 くに が あれ ていると こどもたち まで あれ るのか ? 」
「 saa 、 sokomadeda 。 Kuni ga Are teiruto Kodomotachi made Are runoka ? 」
害意なきポーズだけのその腕を
がいい なき ぽーず だけのその うで を
Gaii naki po^zu dakenosono Ude wo
押し戻すように止めた者は、黒衣の放浪者【nomade】
おし もどす ように とめ た もの は 、 こくい の ほうろうしゃ 【 nomade 】
Oshi Modosu youni Tome ta Mono ha 、 Kokui no Hourousha 【 nomade 】
「子供がこんな物騒な物を持ってはいけない」
「 こども がこんな ぶっそう な もの を もって はいけない 」
「 Kodomo gakonna Bussou na Mono wo Motte haikenai 」
諭す声は真摯にどこか優しくて
さとす こえ は しんし にどこか やさし くて
Satosu Koe ha Shinshi nidokoka Yasashi kute
守るように 立ち塞がるその姿に少女は
まもる ように たち ふさが るその すがた に しょうじょ は
Mamoru youni Tachi Fusaga rusono Sugata ni Shoujo ha
兄との別離を思い出し 静かに涙を零して膝から崩れた――――
あに との べつり を おもいだし しずか に なみだ を こぼし て ひざ から くずれ た ――――
Ani tono Betsuri wo Omoidashi Shizuka ni Namida wo Koboshi te Hiza kara Kuzure ta ――――
「なあ、もしかしてこの子、声が……」
「 なあ 、 もしかしてこの こ 、 こえ が ……」
「 naa 、 moshikashitekono Ko 、 Koe ga ……」
「フランチェスカが言葉を発せないことに気付き、
「 ふらんちぇすか が ことば を はっせ ないことに きづき 、
「 furanchesuka ga Kotoba wo Hasse naikotoni Kizuki 、
筆談でコミュニケーションをとる。
ひつだん で こみゅにけーしょん をとる 。
Hitsudan de komyunike^shon wotoru 。
それをきっかけに、ルクセインに促されるままに
それをきっかけに 、 るくせいん に うながさ れるままに
sorewokikkakeni 、 rukusein ni Unagasa rerumamani
それぞれの経緯を話し出す3人。
それぞれの けいい を はなし だす 3 にん 。
sorezoreno Keii wo Hanashi Dasu 3 Nin 。
誤解はすぐに氷解して……」
ごかい はすぐに ひょうかい して ……」
Gokai hasuguni Hyoukai shite ……」
「脅かしてごめん」
「 きょう かしてごめん 」
「 Kyou kashitegomen 」
「詫びる二人に、フランは気にしないでと恐縮しながらも
「 わび る ふたり に 、 ふらん は きに しないでと きょうしゅく しながらも
「 Wabi ru Futari ni 、 furan ha Kini shinaideto Kyoushuku shinagaramo
懸命に兄のことを聞いていた」
けんめい に あに のことを きい ていた 」
Kenmei ni Ani nokotowo Kii teita 」
「フランチェスカとどこか似てる少年もいたかもしれない……
「 ふらんちぇすか とどこか にて る しょうねん もいたかもしれない ……
「 furanchesuka todokoka Nite ru Shounen moitakamoshirenai ……
――――呼吸が、止まった……
―――― こきゅう が 、 とま った ……
―――― Kokyuu ga 、 Toma tta ……
名前さえも奪われる穢れた塔の中で
なまえ さえも うばわ れる けがれ た とう の なか で
Namae saemo Ubawa reru Kegare ta Tou no Naka de
優しかった兄がその場所に囚われ 今でもいるかは不確かでも
やさし かった あに がその ばしょ に とらわ れ いま でもいるかは ふたしか でも
Yasashi katta Ani gasono Basho ni Torawa re Ima demoirukaha Futashika demo
拳を突き合わせ 誰からともなく視線を重ねて
こぶし を つきあわ せ だれか らともなく しせん を おもね て
Kobushi wo Tsukiawa se Dareka ratomonaku Shisen wo Omone te
出会ったばかりのレギオンは 遥かな古城を見据えてその手を掲げた
であった ばかりの れぎおん は はるか な こじょう を みすえ てその て を かかげ た
Deatta bakarino region ha Haruka na Kojou wo Misue tesono Te wo Kakage ta
「無謀かもしれない。確かな策なんてありはしない。
「 むぼう かもしれない 。 たしか な さく なんてありはしない 。
「 Mubou kamoshirenai 。 Tashika na Saku nantearihashinai 。
けど、こうしてる間にもヤツはっ……。
けど 、 こうしてる まに も やつ はっ ……。
kedo 、 koushiteru Mani mo yatsu hatsu ……。
……ボクは、囚われた仲間を助けに行きたい」
…… ぼく は 、 とらわ れた なかま を たすけ に いき たい 」
…… boku ha 、 Torawa reta Nakama wo Tasuke ni Iki tai 」
「フランのお兄ちゃんも、ね」
「 ふらん のお にいちゃん も 、 ね 」
「 furan noo Niichan mo 、 ne 」
「強く頷くフランチェスカに、
「 つよく がん く ふらんちぇすか に 、
「 Tsuyoku Gan ku furanchesuka ni 、
そして大切な存在を想う彼らに心打たれ、
そして たいせつ な そんざい を おもう かれら に こころ うた れ 、
soshite Taisetsu na Sonzai wo Omou Karera ni Kokoro Uta re 、
ルクセインも助力を申し出る。
るくせいん も じょりょく を もうしでる 。
rukusein mo Joryoku wo Moushideru 。
大きな力を持つ魔女に対して、なんの武器も後ろ盾もない。
おおき な ちから を もつ まじょ に たいし て 、 なんの ぶき も うしろだて もない 。
Ooki na Chikara wo Motsu Majo ni Taishi te 、 nanno Buki mo Ushirodate monai 。
たった4人だけの小さな、けれどとても勇敢なレギオン」
たった 4 にん だけの ちいさ な 、 けれどとても ゆうかん な れぎおん 」
tatta 4 Nin dakeno Chiisa na 、 keredototemo Yuukan na region 」
「きっと、まるで勝ち目のない戦争だ。けれど――――」
「 きっと 、 まるで かちめ のない せんそう だ 。 けれど ――――」
「 kitto 、 marude Kachime nonai Sensou da 。 keredo ――――」