Lyric

海に並ぶレンガ色が

静かな景色だった頃は

休日の青空よりも

心ばかりを気にした

のぞきこんで腕からめた

背中向けて先歩いた

理由のつかない涙を

こらえてた坂の途中

色はね ただ褪せてゆくと思った

だけど、そうじゃない

わたしたち塗りかさねてるんだ

幾度も 幾度も あれから

もう泣いたりはしなくても

心の色 わかり合える

それでも迷ったときには

この坂を歩いてみよう

仕事のこと 誰かのこと

港の向こうに浮かべて

それぞれに思い馳せても

並んで見てる春凪

あのタワーの展望台は

遠くまで見えすぎるから

公園前 ホールの上

このぐらいがちょうどいい

人はね ただ諦めると思った

帰らない色を

ひとつも悲しむことないんだ

明日は 明日は 何色

色はね ただ褪せてゆくと思った

だけど、そうじゃない

わたしたち塗りかさねてるんだ

幾度も 幾度も あれから

水面に心をゆだねて

お互いの話をしよう

何も特別じゃないような今日だって

かさねてゆく

ふたりの それから

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