やわらかな雨のように
やわらかな あめ のように
yawarakana Ame noyouni
ひっそりとあたたかく
ひっそりとあたたかく
hissoritoatatakaku
いつの間にこの胸に
いつの まに この むね に
itsuno Mani kono Mune ni
染みこんでいたひとよ
しみ こんでいたひとよ
Shimi kondeitahitoyo
奏でる旋律は優しいほど残酷で
かなで る せんりつ は やさしい ほど ざんこく で
Kanade ru Senritsu ha Yasashii hodo Zankoku de
すべての言葉があなたの前で無力になった
すべての ことば があなたの まえ で むりょく になった
subeteno Kotoba gaanatano Mae de Muryoku ninatta
流されて、流されて、失うことだけが
ながさ れて 、 ながさ れて 、 うしなう ことだけが
Nagasa rete 、 Nagasa rete 、 Ushinau kotodakega
あなたを愛するすべだと
あなたを あいす るすべだと
anatawo Aisu rusubedato
知っても好きだった
しって も すき だった
Shitte mo Suki datta
やわらかなこの雨を
やわらかなこの あめ を
yawarakanakono Ame wo
どの街で見ているの
どの まち で みて いるの
dono Machi de Mite iruno
ひと粒に紛れこみ
ひと つぶ に まぎれ こみ
hito Tsubu ni Magire komi
舞い降りる幻想(ゆめ)を見た
まい おり る げんそう ( ゆめ ) を みた
Mai Ori ru Gensou ( yume ) wo Mita
帰れぬ旋律をこわくて今は聴けない
かえれ ぬ せんりつ をこわくて いま は きけ ない
Kaere nu Senritsu wokowakute Ima ha Kike nai
すべての記憶をゆるせる日まで蘇らないで
すべての きおく をゆるせる にち まで よみがえら ないで
subeteno Kioku woyuruseru Nichi made Yomigaera naide
もう二度と、もう二度と、傷つくことはない
もう にど と 、 もう にど と 、 きずつ くことはない
mou Nido to 、 mou Nido to 、 Kizutsu kukotohanai
あなたと一緒に痛みも
あなたと いっしょに いたみ も
anatato Isshoni Itami mo
失くしてしまうから
なく してしまうから
Naku shiteshimaukara
雨粒が線になり降り注ぐ矢の音でかき消して
あまつぶ が せん になり おり そそぐ や の おと でかき けし て
Amatsubu ga Sen ninari Ori Sosogu Ya no Oto dekaki Keshi te
雲間からひとすじの光がこぼれてる
くもま からひとすじの ひかり がこぼれてる
Kumoma karahitosujino Hikari gakoboreteru
音のない世界の中へ 傘を閉じて行くわ
おと のない せかい の なか へ かさ を とじ て いく わ
Oto nonai Sekai no Naka he Kasa wo Toji te Iku wa
流されて、流されて、失うことだけが
ながさ れて 、 ながさ れて 、 うしなう ことだけが
Nagasa rete 、 Nagasa rete 、 Ushinau kotodakega
あなたを愛するすべだと
あなたを あいす るすべだと
anatawo Aisu rusubedato
知っても好きだった
しって も すき だった
Shitte mo Suki datta