それは音のない 幻燈のように
それは おと のない げんとう のように
soreha Oto nonai Gentou noyouni
記憶の片隅に ただ遺されていたもの
きおく の かたすみ に ただ のこさ れていたもの
Kioku no Katasumi ni tada Nokosa reteitamono
振り返ることさえ できない私を
ふりかえる ことさえ できない わたし を
Furikaeru kotosae dekinai Watashi wo
幼いぬくもりで あなたは包んでくれた
おさない ぬくもりで あなたは つつん でくれた
Osanai nukumoride anataha Tsutsun dekureta
灯火に重ねた 思い出がいつか
とうか に おもね た おもいで がいつか
Touka ni Omone ta Omoide gaitsuka
移ろいゆく風に 揺らいだとしても
うつろ いゆく かぜ に ゆら いだとしても
Utsuro iyuku Kaze ni Yura idatoshitemo
忘れたくない 人がいるなら
わすれ たくない にん がいるなら
Wasure takunai Nin gairunara
もう一度 声を聴かせて
もう いちど こえ を きか せて
mou Ichido Koe wo Kika sete
途絶えた明日を 取り戻すために
とだえ た あした を とり もどす ために
Todae ta Ashita wo Tori Modosu tameni
何度でも 歩き出せると
なんど でも あるき だせ ると
Nando demo Aruki Dase ruto
教えてくれた あなたを守りたい
おしえ てくれた あなたを まもり たい
Oshie tekureta anatawo Mamori tai
碧く尾をひいて 空を翔る矢のように
へき く お をひいて そら を かける や のように
Heki ku O wohiite Sora wo Kakeru Ya noyouni
何も見えないと うつむき続けて
なにも みえ ないと うつむき つづけ て
Nanimo Mie naito utsumuki Tsuzuke te
欠けてゆく私に さしのべられたその手は
かけ てゆく わたし に さしのべられたその て は
Kake teyuku Watashi ni sashinoberaretasono Te ha
ささやかな光を いくつも集めて
ささやかな ひかり を いくつも あつめ て
sasayakana Hikari wo ikutsumo Atsume te
ひび割れた心に 明かりを灯してくれた
ひび われ た こころ に あかり を ともし てくれた
hibi Ware ta Kokoro ni Akari wo Tomoshi tekureta
この先を見つめる 眼差しがいつか
この さき を みつ める まなざし がいつか
kono Saki wo Mitsu meru Manazashi gaitsuka
くり返す痛みに 滲んだとしても
くり かえす いたみ に しん んだとしても
kuri Kaesu Itami ni Shin ndatoshitemo
明日を願う 人がいるなら
あした を ねがう にん がいるなら
Ashita wo Negau Nin gairunara
もう一度 声を重ねて
もう いちど こえ を おもね て
mou Ichido Koe wo Omone te
途切れた道を 描きだすために
とぎれる た みち を えがき だすために
Togireru ta Michi wo Egaki dasutameni
何度でも 小さな願い
なんど でも ちいさ な ねがい
Nando demo Chiisa na Negai
かなえてくれた あなたの掌は
かなえてくれた あなたの てのひら は
kanaetekureta anatano Tenohira ha
哀しみをつつむ 遠い歌声のように
かなし みをつつむ とおい うたごえ のように
Kanashi miwotsutsumu Tooi Utagoe noyouni
もう一度 夢を見させて
もう いちど ゆめ を みさ せて
mou Ichido Yume wo Misa sete
夜空に碧く とけてゆくアリア
よぞら に へき く とけてゆく ありあ
Yozora ni Heki ku toketeyuku aria
もう二度と 迷いはしない
もう にど と まよい はしない
mou Nido to Mayoi hashinai
ともに駆けゆく 未来があるから
ともに かけ ゆく みらい があるから
tomoni Kake yuku Mirai gaarukara
くじけても 倒れてもいい
くじけても たおれ てもいい
kujiketemo Taore temoii
傷痕さえも 誇れるよいつか
きず あと さえも ほこれ るよいつか
Kizu Ato saemo Hokore ruyoitsuka
何度でも 信じてみたい
なんど でも しんじ てみたい
Nando demo Shinji temitai
願う力を つくりだす強さを
ねがう ちから を つくりだす つよさ を
Negau Chikara wo tsukuridasu Tsuyosa wo
輝き続ける 黄金の星々のように
かがやき つづけ る おうごん の ほし のように
Kagayaki Tsuzuke ru Ougon no Hoshi noyouni