最初の頁をめくる指は震えていた。
さいしょ の ぺーじ をめくる ゆび は ふるえ ていた 。
Saisho no Peji womekuru Yubi ha Furue teita 。
「総てを知る覚悟があるのか?」と本は問う。
「 すべて を しる かくご があるのか ? 」 と ほん は とう 。
「 Subete wo Shiru Kakugo gaarunoka ? 」 to Hon ha Tou 。
埃に塗れた書物の中には
ほこり に ぬれ た しょもつ の なかに は
Hokori ni Nure ta Shomotsu no Nakani ha
貴方の記した「真実」が眠る。
あなた の しるし た 「 しんじつ 」 が ねむる 。
Anata no Shirushi ta 「 Shinjitsu 」 ga Nemuru 。
深い森の奥に在るお城には
ふかい もり の おく に ある お しろ には
Fukai Mori no Oku ni Aru o Shiro niha
魔法が掛かっていました。
まほう が かか っていました 。
Mahou ga Kaka tteimashita 。
迷い込んだ私は、その本を
まよいこん だ わたし は 、 その ほん を
Mayoikon da Watashi ha 、 sono Hon wo
手にしてしまいました。
てに してしまいました 。
Teni shiteshimaimashita 。
埃に塗れた書物の中には
ほこり に ぬれ た しょもつ の なかに は
Hokori ni Nure ta Shomotsu no Nakani ha
貴方の記した「真実」が眠る。
あなた の しるし た 「 しんじつ 」 が ねむる 。
Anata no Shirushi ta 「 Shinjitsu 」 ga Nemuru 。
震える指先、ゆっくりと動く。
ふるえ る ゆびさき 、 ゆっくりと うごく 。
Furue ru Yubisaki 、 yukkurito Ugoku 。
ざわめく暗黒。
ざわめく あんこく 。
zawameku Ankoku 。
────頁をめくった。
──── ぺーじ をめくった 。
──── Peji womekutta 。
そこに記されていたのは貴方が消えた理由。
そこに しるさ れていたのは あなた が きえ た りゆう 。
sokoni Shirusa reteitanoha Anata ga Kie ta Riyuu 。
私が死んでしまったという「真実」が。
わたし が しん でしまったという 「 しんじつ 」 が 。
Watashi ga Shin deshimattatoiu 「 Shinjitsu 」 ga 。
「貴方は私を助けるために
「 あなた は わたし を たすけ るために
「 Anata ha Watashi wo Tasuke rutameni
魂を犠牲にしたんだ。」
たましい を ぎせい にしたんだ 。」
Tamashii wo Gisei nishitanda 。」
「愛しています」と
「 いとし ています 」 と
「 Itoshi teimasu 」 to
書物の最後に刻まれていた。
しょもつ の さいご に きざま れていた 。
Shomotsu no Saigo ni Kizama reteita 。
すべてを思い出した後に
すべてを おもいだし た のちに
subetewo Omoidashi ta Nochini
涙が一筋、ぽたり、落ちて────。
なみだ が ひとすじ 、 ぽたり 、 おち て ────。
Namida ga Hitosuji 、 potari 、 Ochi te ────。