わかりあえるなら とけてゆけるなら
わかりあえるなら とけてゆけるなら
wakariaerunara toketeyukerunara
ほかには何もいらないとおもった
ほかには なにも いらないとおもった
hokaniha Nanimo iranaitoomotta
たどりついた 薄暗い部屋は 月明かり 浴びて
たどりついた うすぐらい へや は がつ あかり あび て
tadoritsuita Usugurai Heya ha Gatsu Akari Abi te
疲れ果てた ふたつの魂を 包んだ
つかれ はて た ふたつの たましい を つつん だ
Tsukare Hate ta futatsuno Tamashii wo Tsutsun da
生きてゆくことは 死に向かうことと
いき てゆくことは しに むか うことと
Iki teyukukotoha Shini Muka ukototo
笑いあった あなたの顔がゆがむ
わらい あった あなたの かお がゆがむ
Warai atta anatano Kao gayugamu
あなたの傷を わたしに見せて 赤くえぐられた痛みを分けてよ
あなたの きず を わたしに みせ て あかく えぐられた いたみ を わけ てよ
anatano Kizu wo watashini Mise te Akaku egurareta Itami wo Wake teyo
こんなに身体を寄せあっていても 心は遠い
こんなに しんたい を よせ あっていても こころは とおい
konnani Shintai wo Yose atteitemo Kokoroha Tooi
飛べないのは君のせいじゃない "運命"だよと むかし
とべ ないのは くん のせいじゃない " うんめい " だよと むかし
Tobe nainoha Kun noseijanai " Unmei " dayoto mukashi
羽の折れた 小鳥にむかって 教えた
はね の おれ た ことり にむかって おしえ た
Hane no Ore ta Kotori nimukatte Oshie ta
愛し合うことは ふたつの命が
いとし あう ことは ふたつの いのち が
Itoshi Au kotoha futatsuno Inochi ga
ひとつになることと信じてた頃
ひとつになることと しんじ てた ごろ
hitotsuninarukototo Shinji teta Goro
わたしの傷の おんなじ場所を あなたにもう一度傷つけてほしい
わたしの きず の おんなじ ばしょ を あなたにもう いちど きずつ けてほしい
watashino Kizu no onnaji Basho wo anatanimou Ichido Kizutsu ketehoshii
深い河のような その岸辺に立ち 生まれ変わろう
ふかい かわ のような その きしべ に たち うまれ かわ ろう
Fukai Kawa noyouna sono Kishibe ni Tachi Umare Kawa rou
求めすぎるから 逃げてゆくんだと
もとめ すぎるから にげ てゆくんだと
Motome sugirukara Nige teyukundato
伸ばす指の先で 明日が笑う
のば す ゆび の さき で あした が わらう
Noba su Yubi no Saki de Ashita ga Warau
それでもこうして きつく抱きあうと
それでもこうして きつく だき あうと
soredemokoushite kitsuku Daki auto
叶うわけもない夢が見たくなる
かなう わけもない ゆめ が みた くなる
Kanau wakemonai Yume ga Mita kunaru
ふたりの傷を重ね合わせて そのままふさいでしまえたらいいね
ふたりの きず を かさねあわせ て そのままふさいでしまえたらいいね
futarino Kizu wo Kasaneawase te sonomamafusaideshimaetaraiine
そしたらふたりは 何が起きたって 離れないのに
そしたらふたりは なに が おき たって はなれ ないのに
soshitarafutariha Nani ga Oki tatte Hanare nainoni
時間の流れが瘡蓋のように 夢からわたしを引きはがす前に
じかん の ながれ が かさ ふた のように ゆめ からわたしを びき はがす まえ に
Jikan no Nagare ga Kasa Futa noyouni Yume karawatashiwo Biki hagasu Mae ni
もう一度きかせて 気休めのような 愛の言葉を
もう いちど きかせて きやすめ のような あい の ことば を
mou Ichido kikasete Kiyasume noyouna Ai no Kotoba wo