つないだ手の冷たさが すこし悲しい
つないだ ての つめた さが すこし かなし い
tsunaida Teno Tsumeta saga sukoshi Kanashi i
枯葉があなたの髪に ひらりと舞い落ちる
かれは があなたの かみ に ひらりと まい おちる
Kareha gaanatano Kami ni hirarito Mai Ochiru
愛してください あなた
いとし てください あなた
Itoshi tekudasai anata
と 叫びたいけれど
と さけび たいけれど
to Sakebi taikeredo
北風がじゃまをして 言葉にならないの
きたかぜ がじゃまをして ことば にならないの
Kitakaze gajamawoshite Kotoba ninaranaino
夕焼けが鮮やかに
ゆうやけ が せん やかに
Yuuyake ga Sen yakani
胸を焦がして
むね を こが して
Mune wo Koga shite
結ばれない 重ならない
むすば れない おもな らない
Musuba renai Omona ranai
長い影 ならんでる
ながい かげ ならんでる
Nagai Kage naranderu
時計台にのぼれば 海がひろがる
とけいだい にのぼれば うみ がひろがる
Tokeidai ninoboreba Umi gahirogaru
幼い頃からわたしの 秘密のかくれ場所
おさないころ からわたしの ひみつ のかくれ ばしょ
Osanaikoro karawatashino Himitsu nokakure Basho
はじめての人よ あなた
はじめての にん よ あなた
hajimeteno Nin yo anata
と 囁くけれど
と ささやく けれど
to Sasayaku keredo
遠くをみつめる瞳に わたしは映らない
とおく をみつめる ひとみ に わたしは うつら ない
Tooku womitsumeru Hitomi ni watashiha Utsura nai
水しぶきがふたりの
みず しぶきがふたりの
Mizu shibukigafutarino
頬を濡らして
ほお を ぬら して
Hoo wo Nura shite
時をきざみ 離れてゆく
とき をきざみ はなれ てゆく
Toki wokizami Hanare teyuku
白い船 みつめてた
しろい ふね みつめてた
Shiroi Fune mitsumeteta
海鳴りが肩かすめ
うみ なり が かた かすめ
Umi Nari ga Kata kasume
空高く消える
そら たかく きえ る
Sora Takaku Kie ru
流されては 流れてゆく
ながさ れては ながれ てゆく
Nagasa reteha Nagare teyuku
浮き雲が 悲しい
うき くも が かなし い
Uki Kumo ga Kanashi i