さあ悲しみの亡者は湿(しめ)やかに啜り泣き
さあ かなしみ の もうじゃ は しつ ( しめ ) やかに すすりなき
saa Kanashimi no Mouja ha Shitsu ( shime ) yakani Susurinaki
ご覧喜びの亡者が逆さまにほころぶぞ
ご らん よろこび の もうじゃ が さかさ まにほころぶぞ
go Ran Yorokobi no Mouja ga Sakasa manihokorobuzo
人生はいつも一人きり分(わか)ち合へないの
じんせい はいつも ひとり きり ふん ( わか ) ち あへ ないの
Jinsei haitsumo Hitori kiri Fun ( waka ) chi Ahe naino
一世一代の恋のお相手も行違つたまゝ
いっせいちだい の こい のお あいて も ぎょう ちがつ たまゝ
Isseichidai no Koi noo Aite mo Gyou Chigatsu tama
さあ憎しみの亡者が苟且(かりそめ)に摩耶化(まやか)して
さあ にくしみ の もうじゃ が か かつ ( かりそめ ) に まや か ( まやか ) して
saa Nikushimi no Mouja ga Ka Katsu ( karisome ) ni Maya Ka ( mayaka ) shite
ご覧愛(いと)しみの亡者は永久(とこしへ)に騙されるぞ
ご らん あい ( いと ) しみの もうじゃ は えいきゅう ( とこしへ ) に だまさ れるぞ
go Ran Ai ( ito ) shimino Mouja ha Eikyuu ( tokoshihe ) ni Damasa reruzo
人生はいつも一度きり取り返せないの
じんせい はいつも いちど きり とりかえせ ないの
Jinsei haitsumo Ichido kiri Torikaese naino
最初が最期どんな刻も行当りばつたり
さいしょ が さいご どんな きざも ぎょう あたり ばつたり
Saisho ga Saigo donna Kizamo Gyou Atari batsutari
ぶつつけ本番の大博打、伸(の)るか反(そ)るか
ぶつつけ ほんばん の だい ばくち 、 しん ( の ) るか はん ( そ ) るか
butsutsuke Honban no Dai Bakuchi 、 Shin ( no ) ruka Han ( so ) ruka
人生はいつも揺らいでゐる不確かな炎
じんせい はいつも ゆら いでゐる ふたしか な ほのお
Jinsei haitsumo Yura ideiru Futashika na Honoo
燃え尽きてしまふぞ、消えてしまふぞ
もえ ことごとき てしまふぞ 、 きえ てしまふぞ
Moe Kotogotoki teshimafuzo 、 Kie teshimafuzo
愛した貴方は誰だつけ思ひ出せないの
いとし た あなた は だれ だつけ おもひ だせ ないの
Itoshi ta Anata ha Dare datsuke Omohi Dase naino
縋つた袂は確かにかう憶えてゐるのに
つい つた たもと は たしかに かう おぼえ てゐるのに
Tsui tsuta Tamoto ha Tashikani kau Oboe teirunoni
さあ何も彼もがいま有耶無耶に闇の中
さあ なにも かれ もがいま あり や む や に やみ の なか
saa Nanimo Kare mogaima Ari Ya Mu Ya ni Yami no Naka