目障りだよと消し去る 黒板の粉たちが
めざわり だよと けしさる こくばん の こな たちが
Mezawari dayoto Keshisaru Kokuban no Kona tachiga
今のきみを作ったのは僕らだよと
いま のきみを つくった のは ぼくら だよと
Ima nokimiwo Tsukutta noha Bokura dayoto
あざ笑っていた
あざ わらって いた
aza Waratte ita
長い睫毛がひたすら重なり 陰をつくる
ながい まつげ がひたすら かさなり いん をつくる
Nagai Matsuge gahitasura Kasanari In wotsukuru
パターンをつないで好むのはやめて余計
ぱたーん をつないで このむ のはやめて よけい
pata^n wotsunaide Konomu nohayamete Yokei
1人が楽になる…
1 にん が らく になる …
1 Nin ga Raku ninaru …
かたちにはまらないやり方もある
かたちにはまらないやり ほう もある
katachinihamaranaiyari Hou moaru
丸を描けずに泣き―
まる を えがけ ずに なき ―
Maru wo Egake zuni Naki ―
どこの誰かも解らぬ風貌で
どこの だれか も わから ぬ ふうぼう で
dokono Dareka mo Wakara nu Fuubou de
森のさまよい 空喰い潰す
もり のさまよい そら くい つぶす
Mori nosamayoi Sora Kui Tsubusu
欠けていく碧
かけ ていく へき
Kake teiku Heki
今は連れ人いなくて いいのだと髪とかす
いま は つれ にん いなくて いいのだと かみ とかす
Ima ha Tsure Nin inakute iinodato Kami tokasu
たまに耐えられない夜があったとしても
たまに たえ られない よる があったとしても
tamani Tae rarenai Yoru gaattatoshitemo
ふところは装う
ふところは よそおう
futokoroha Yosoou
身近な場所に理想はほぼ皆無
みじか な ばしょ に りそう はほぼ かいむ
Mijika na Basho ni Risou hahobo Kaimu
僕が脆いうちは…
ぼく が もろい うちは …
Boku ga Moroi uchiha …
人に迷惑さえ掛けてなくとも
にん に めいわく さえ かけ てなくとも
Nin ni Meiwaku sae Kake tenakutomo
赦されなくてときに苦しい
ゆるさ れなくてときに くるし い
Yurusa renakutetokini Kurushi i
―言い訳はない
― いいわけ はない
― Iiwake hanai
―夢に、興じ、目醒め―
― ゆめ に 、 きょうじ 、 め さめ ―
― Yume ni 、 Kyouji 、 Me Same ―
長い睫毛が微かに震えだす
ながい まつげ が かすか に ふるえ だす
Nagai Matsuge ga Kasuka ni Furue dasu
麻の匂いを抜けだし、今日も
あさ の におい を ぬけ だし 、 きょう も
Asa no Nioi wo Nuke dashi 、 Kyou mo
冷えた教室―
ひえ た きょうしつ ―
Hie ta Kyoushitsu ―