本当の優しさとは
ほんとう の やさし さとは
Hontou no Yasashi satoha
人に席を譲ってあげることではない
にん に せき を ゆずって あげることではない
Nin ni Seki wo Yuzutte agerukotodehanai
譲られた席には
ゆずら れた せき には
Yuzura reta Seki niha
自分で選んだ責任と勝ち取った喜びがないから
じぶん で えらん だ せきにん と かち とった よろこび がないから
Jibun de Eran da Sekinin to Kachi Totta Yorokobi ganaikara
本当の優しさとは
ほんとう の やさし さとは
Hontou no Yasashi satoha
ともに涙を流すことではない
ともに なみだ を ながす ことではない
tomoni Namida wo Nagasu kotodehanai
悲しみを断ち切る
かなしみ を たち きる
Kanashimi wo Tachi Kiru
そんな強さを姿勢で伝えること
そんな つよさ を しせい で つたえ ること
sonna Tsuyosa wo Shisei de Tsutae rukoto
本当の優しさとは
ほんとう の やさし さとは
Hontou no Yasashi satoha
いつも近くにいることではない
いつも ちかく にいることではない
itsumo Chikaku niirukotodehanai
時に相手を突き放し
ときに あいて を つき はなし
Tokini Aite wo Tsuki Hanashi
遠い空からその身を気遣ってあげること
とおい あか らその みを きづかって あげること
Tooi Aka rasono Miwo Kizukatte agerukoto
本当の優しさとは
ほんとう の やさし さとは
Hontou no Yasashi satoha
願いを叶えてあげることではない
ねがい を かなえ てあげることではない
Negai wo Kanae teagerukotodehanai
草花を美しいとするなら
くさばな を うつくし いとするなら
Kusabana wo Utsukushi itosurunara
風に揺れるその様を我が身と受け止めること
かぜ に ゆれ るその さま を わがみ と うけ やめる こと
Kaze ni Yure rusono Sama wo Wagami to Uke Yameru koto
本当の優しさとは
ほんとう の やさし さとは
Hontou no Yasashi satoha
無闇に励ましてやることではない
むやみ に はげまし てやることではない
Muyami ni Hagemashi teyarukotodehanai
光は暗闇を射すのだから
ひかり は くらやみ を さす のだから
Hikari ha Kurayami wo Sasu nodakara
一人で生きる孤独を奪い取ってはならない
ひとり で いき る こどく を うばい とって はならない
Hitori de Iki ru Kodoku wo Ubai Totte hanaranai
本当の優しさとは
ほんとう の やさし さとは
Hontou no Yasashi satoha
優しさについて考えることではない
やさし さについて かんがえ ることではない
Yasashi sanitsuite Kangae rukotodehanai
例えあなたがいなくとも
たとえ あなたがいなくとも
Tatoe anatagainakutomo
世界はただ在るのだと認めてみせること
せかい はただ ある のだと みとめ てみせること
Sekai hatada Aru nodato Mitome temiserukoto
本当の優しさとは
ほんとう の やさし さとは
Hontou no Yasashi satoha
自分で自分の幸せを掴み取ること
じぶん で じぶん の しあわせ を つかみ とる こと
Jibun de Jibun no Shiawase wo Tsukami Toru koto
そのことを語らい
そのことを かたら い
sonokotowo Katara i
宇宙の広さを互いの内に感じ合うこと
うちゅう の ひろさ を たがい の ない に かんじ あう こと
Uchuu no Hirosa wo Tagai no Nai ni Kanji Au koto