「忠人、遅くなってすまない。
「 ただし にん 、 おそく なってすまない 。
「 Tadashi Nin 、 Osoku nattesumanai 。
……待ったか? そうか。さあ、帰るぞ」
…… まった か ? そうか 。 さあ 、 かえる ぞ 」
…… Matta ka ? souka 。 saa 、 Kaeru zo 」
二人きりの暮らしは 貧しくとも誇らしく
ふたり きりの くらし は まずしく とも ほこら しく
Futari kirino Kurashi ha Mazushiku tomo Hokora shiku
たとえ雨が降ろうと 僕を庇った兄の背を
たとえ あめ が ふろ うと ぼく を かばった あに の せ を
tatoe Ame ga Furo uto Boku wo Kabatta Ani no Se wo
いつか支えると 空へと誓う黄昏刻(たそがれどき)
いつか ささえ ると そら へと ちかう たそがれ こく ( たそがれどき )
itsuka Sasae ruto Sora heto Chikau Tasogare Koku ( tasogaredoki )
「お前は余計なことは考えなくていい。
「 お まえ は よけい なことは かんがえ なくていい 。
「 o Mae ha Yokei nakotoha Kangae nakuteii 。
一生懸命忍術に励んでくれればいいんだ。
いっしょうけんめい にんじゅつ に はげん でくれればいいんだ 。
Isshoukenmei Ninjutsu ni Hagen dekurerebaiinda 。
それよりはやく夕飯にしよう。
それよりはやく ゆうはん にしよう 。
soreyorihayaku Yuuhan nishiyou 。
今夜はおまえの好物だ」
こんや はおまえの こうぶつ だ 」
Konya haomaeno Koubutsu da 」
何があっても兄ちゃんは 僕の心配ばかりする
なに があっても にいちゃん は ぼく の しんぱい ばかりする
Nani gaattemo Niichan ha Boku no Shinpai bakarisuru
だけどそんな心を惑わすひとが現れた
だけどそんな こころ を まどわ すひとが あらわれ た
dakedosonna Kokoro wo Madowa suhitoga Araware ta
だから守りたい 幸せ回す風車(かざぐるま)を
だから まもり たい しあわせ まわす ふうしゃ ( かざぐるま ) を
dakara Mamori tai Shiawase Mawasu Fuusha ( kazaguruma ) wo
「いくらお前でも、あいつだけは譲る気はない。
「 いくらお まえ でも 、 あいつだけは ゆずる きは ない 。
「 ikurao Mae demo 、 aitsudakeha Yuzuru Kiha nai 。
駄目なものは駄目だ。あいつは俺が守る。
だめ なものは だめ だ 。 あいつは おれ が まもる 。
Dame namonoha Dame da 。 aitsuha Ore ga Mamoru 。
あいつは俺の姫君なんだから……いや、なんでもない」
あいつは おれ の ひめぎみ なんだから …… いや 、 なんでもない 」
aitsuha Ore no Himegimi nandakara …… iya 、 nandemonai 」
二人きりの暮らしに もし家族が増えたなら
ふたり きりの くらし に もし かぞく が ふえ たなら
Futari kirino Kurashi ni moshi Kazoku ga Fue tanara
暗い部屋も今より明るくなると思うんだ
くらい へや も いま より あかる くなると おもう んだ
Kurai Heya mo Ima yori Akaru kunaruto Omou nda
いつか叶うかな 明日へつなぐ夜更けの星
いつか かなう かな あした へつなぐ よふけ の ほし
itsuka Kanau kana Ashita hetsunagu Yofuke no Hoshi
「あいつも、おまえも、俺が支えてやる。
「 あいつも 、 おまえも 、 おれ が ささえ てやる 。
「 aitsumo 、 omaemo 、 Ore ga Sasae teyaru 。
さあ、ゆっくり寝るんだ。おやすみ、忠人」
さあ 、 ゆっくり ねる んだ 。 おやすみ 、 ただし にん 」
saa 、 yukkuri Neru nda 。 oyasumi 、 Tadashi Nin 」