まるであの娘が 叫んだような
まるであの むすめ が さけん だような
marudeano Musume ga Saken dayouna
霧笛ひとつに 振り返る
むてき ひとつに ふりかえる
Muteki hitotsuni Furikaeru
男の未練は 絵にならないと
おとこ の みれん は え にならないと
Otoko no Miren ha E ninaranaito
潮の香りの 小雨が叱る
しお の かおり の こさめ が しかる
Shio no Kaori no Kosame ga Shikaru
逢って詫びたい こともある
あって わび たい こともある
Atte Wabi tai kotomoaru
ここは しぐれの 港町
ここは しぐれの みなとまち
kokoha shigureno Minatomachi
濡れて桟橋 ひとりで立てば
ぬれ て さんばし ひとりで たて ば
Nure te Sanbashi hitoride Tate ba
遠いあの日が よみがえる
とおい あの にち が よみがえる
Tooi ano Nichi ga yomigaeru
男のわがまま 泣かせた夜も
おとこ のわがまま なか せた よる も
Otoko nowagamama Naka seta Yoru mo
沖にブイの灯 哀しく揺れた
おき に ぶい の ともしび かなし く ゆれ た
Oki ni bui no Tomoshibi Kanashi ku Yure ta
いまはわかるよ その傷(いた)み
いまはわかるよ その きず ( いた ) み
imahawakaruyo sono Kizu ( ita ) mi
ここは しぐれの 港町
ここは しぐれの みなとまち
kokoha shigureno Minatomachi
出船入船 燈台あかり
でふね いりふね とうだい あかり
Defune Irifune Toudai akari
明日の行方を 照らすのか
あした の なめがた を てら すのか
Ashita no Namegata wo Tera sunoka
旅立つ船さえ いつかは帰る
たびだつ ふね さえ いつかは かえる
Tabidatsu Fune sae itsukaha Kaeru
俺の港は おまえの胸さ
おれ の みなと は おまえの むね さ
Ore no Minato ha omaeno Mune sa
抱いてやりたい おもいきり
だい てやりたい おもいきり
Dai teyaritai omoikiri
ここは しぐれの 港町
ここは しぐれの みなとまち
kokoha shigureno Minatomachi