一、泣けた 泣けた
いち 、 なけ た なけ た
Ichi 、 Nake ta Nake ta
こらえきれずに 泣けたっけ
こらえきれずに なけ たっけ
koraekirezuni Nake takke
あの娘と別れた 哀しさに
あの むすめ と わかれ た かなし さに
ano Musume to Wakare ta Kanashi sani
山のかけすも 鳴いていた
やま のかけすも ない ていた
Yama nokakesumo Nai teita
一本杉の
いっぽんすぎ の
Ipponsugi no
石の地蔵さんのよ 村はずれ
いし の じぞう さんのよ むら はずれ
Ishi no Jizou sannoyo Mura hazure
二、遠い 遠い
に 、 とおい とおい
Ni 、 Tooi Tooi
想い出しても 遠い空
おもいで しても とおい そら
Omoide shitemo Tooi Sora
必ず東京へ ついたなら
かならず とうきょう へ ついたなら
Kanarazu Toukyou he tsuitanara
便りおくれと 云った娘
たより おくれと いった むすめ
Tayori okureto Itta Musume
りんごのような
りんごのような
ringonoyouna
赤い頬っぺたのよ あの泪
あかい ほお っぺたのよ あの なみだ
Akai Hoo ppetanoyo ano Namida
三、呼んで 呼んで
さん 、 よん で よん で
San 、 Yon de Yon de
そっと月夜にゃ 呼んでみた
そっと つきよ にゃ よん でみた
sotto Tsukiyo nya Yon demita
嫁にもゆかずに この俺の
よめ にもゆかずに この おれ の
Yome nimoyukazuni kono Ore no
帰りひたすら 待っている
かえり ひたすら まって いる
Kaeri hitasura Matte iru
あの娘はいくつ
あの むすめ はいくつ
ano Musume haikutsu
とうに二十はよ 過ぎたろに
とうに にじゅう はよ すぎ たろに
touni Nijuu hayo Sugi taroni