病院の一室で去りゆく友に
びょういん の いっしつ で さり ゆく とも に
Byouin no Isshitsu de Sari yuku Tomo ni
別れを告げた静かな夜にも
わかれ を つげ た しずか な よる にも
Wakare wo Tsuge ta Shizuka na Yoru nimo
僕はひとりで つぶやいていた
ぼくは ひとりで つぶやいていた
Bokuha hitoride tsubuyaiteita
「さらば、友よ……運命」
「 さらば 、 とも よ …… うんめい 」
「 saraba 、 Tomo yo …… Unmei 」
病院の一室で迎えた朝は
びょういん の いっしつ で むかえ た あさ は
Byouin no Isshitsu de Mukae ta Asa ha
まぶしい光が輝いていた
まぶしい ひかり が かがやい ていた
mabushii Hikari ga Kagayai teita
白い建物を出る時に
しろい たてもの を でる ときに
Shiroi Tatemono wo Deru Tokini
生まれたばかりの赤ん坊の泣き声が……
うまれ たばかりの あかんぼう の なき こえ が ……
Umare tabakarino Akanbou no Naki Koe ga ……
運命 運命 運命 運命
うんめい うんめい うんめい うんめい
Unmei Unmei Unmei Unmei
ふと初恋の日のことを想い出した
ふと はつこい の にち のことを おもいで した
futo Hatsukoi no Nichi nokotowo Omoide shita
街のはずれの公園で
まち のはずれの こうえん で
Machi nohazureno Kouen de
いつも君と語り合ったね 夢と希望とあこがれと
いつも くん と かたり あった ね ゆめ と きぼう とあこがれと
itsumo Kun to Katari Atta ne Yume to Kibou toakogareto
この情熱が死んでしまったら
この じょうねつ が しん でしまったら
kono Jounetsu ga Shin deshimattara
僕の命は失くしてもいいと
ぼく の いのち は なく してもいいと
Boku no Inochi ha Naku shitemoiito
久しぶりに君に手紙を書いた
ひさし ぶりに くん に てがみ を かい た
Hisashi burini Kun ni Tegami wo Kai ta
「僕は死んでしまったんだ……」
「 ぼくは しん でしまったんだ ……」
「 Bokuha Shin deshimattanda ……」
運命 運命 運命 運命
うんめい うんめい うんめい うんめい
Unmei Unmei Unmei Unmei
あの頃ふたり 目と目があうだけで
あの ごろ ふたり め と め があうだけで
ano Goro futari Me to Me gaaudakede
心の高鳴りをおさえられなかった
こころ の たかなり をおさえられなかった
Kokoro no Takanari woosaerarenakatta
あの素晴らしい愛はいったい
あの すばら しい あい はいったい
ano Subara shii Ai haittai
何処へ逝ってしまったんだ
どこ へ いって しまったんだ
Doko he Itte shimattanda
あの日病院の一室で 去って逝った友よ
あの にち びょういん の いっしつ で さって いった とも よ
ano Nichi Byouin no Isshitsu de Satte Itta Tomo yo
君はどこをさまよってるんだろう……
くん はどこをさまよってるんだろう ……
Kun hadokowosamayotterundarou ……
僕は今も夜汽車にゆられ
ぼくは いま も よぎしゃ にゆられ
Bokuha Ima mo Yogisha niyurare
移り変わる景色をただ見つめている……
うつり かわ る けしき をただ みつ めている ……
Utsuri Kawa ru Keshiki wotada Mitsu meteiru ……
運命 運命 運命 運命
うんめい うんめい うんめい うんめい
Unmei Unmei Unmei Unmei
運命 運命 運命 運命
うんめい うんめい うんめい うんめい
Unmei Unmei Unmei Unmei