ここは四国の八十八ヶ所 菜の花畑を行く人は雪より白き巡礼姿
ここは しこく の はち じゅうはち ところ な の はなはた を いく にん は ゆき より しろき じゅんれい すがた
kokoha Shikoku no Hachi Juuhachi Tokoro Na no Hanahata wo Iku Nin ha Yuki yori Shiroki Junrei Sugata
春にも染まらずただただ白き 後ろ姿の人でした
はる にも そま らずただただ しろき うしろすがた の にん でした
Haru nimo Soma razutadatada Shiroki Ushirosugata no Nin deshita
あんたもひとり旅する人か お遍路姿のじいさんが聞く
あんたもひとり たび する にん か お へんろ すがた のじいさんが きく
antamohitori Tabi suru Nin ka o Henro Sugata nojiisanga Kiku
アルミの水筒飲めとすすめて 私を仲間と思ったらしい
あるみ の すいとう のめ とすすめて わたし を なかま と おもった らしい
arumi no Suitou Nome tosusumete Watashi wo Nakama to Omotta rashii
肩をならべて歩き出したら じいさんポツリと身の上話
かた をならべて あるき だし たら じいさん ぽつり と みのうえ はなし
Kata wonarabete Aruki Dashi tara jiisan potsuri to Minoue Hanashi
おととしばあさんなくしたばかり 身体半分ちぎられたよう
おととしばあさんなくしたばかり しんたい はんぶん ちぎられたよう
ototoshibaasannakushitabakari Shintai Hanbun chigiraretayou
巡礼歌、巡礼歌 もっと優しゅうしてやりゃよかった
じゅんれい うた 、 じゅんれい うた もっと やさし ゅうしてやりゃよかった
Junrei Uta 、 Junrei Uta motto Yasashi yuushiteyaryayokatta
巡礼歌、巡礼歌 今日の分だけ泣いてやりましょう
じゅんれい うた 、 じゅんれい うた きょう の ふん だけ ない てやりましょう
Junrei Uta 、 Junrei Uta Kyou no Fun dake Nai teyarimashou
ここは津軽の下北半島 みぞれまじりの雨降る道の 電信柱に花添えてある
ここは つがる の しもきたはんとう みぞれまじりの あめふる みち の でんしんばしら に はな そえ てある
kokoha Tsugaru no Shimokitahantou mizoremajirino Amefuru Michi no Denshinbashira ni Hana Soe tearu
がらんと広い浜辺では 赤々火をたく人がいた
がらんと ひろい はまべ では あかあか ひ をたく にん がいた
garanto Hiroi Hamabe deha Akaaka Hi wotaku Nin gaita
あんた寒かろうここであったまれ 浜で火をたくばあさんが呼ぶ
あんた さむか ろうここであったまれ はま で ひ をたくばあさんが よぶ
anta Samuka roukokodeattamare Hama de Hi wotakubaasanga Yobu
白いおにぎり食べろとすすめ 孫の命日供養になるから
しろい おにぎり たべ ろとすすめ まご の めいにち くよう になるから
Shiroi onigiri Tabe rotosusume Mago no Meinichi Kuyou ninarukara
はぜる火の粉は夕空に舞い ばあさんぽつりとひとり言いう
はぜる ひ の こな は ゆう そら に まい ばあさんぽつりとひとり いい う
hazeru Hi no Kona ha Yuu Sora ni Mai baasanpotsuritohitori Ii u
漁師のクセしてバイクに乗るから でもひょっこり帰ってくるような気もする
りょうし の くせ して ばいく に のる から でもひょっこり かえって くるような きも する
Ryoushi no kuse shite baiku ni Noru kara demohyokkori Kaette kuruyouna Kimo suru
巡礼歌、巡礼歌 孫の名を呼ぶ 声震えてる
じゅんれい うた 、 じゅんれい うた まご の めい を よぶ こえ ふるえ てる
Junrei Uta 、 Junrei Uta Mago no Mei wo Yobu Koe Furue teru
巡礼歌、巡礼歌 今日の分だけ泣いてやりましょう
じゅんれい うた 、 じゅんれい うた きょう の ふん だけ ない てやりましょう
Junrei Uta 、 Junrei Uta Kyou no Fun dake Nai teyarimashou
はるばるここまで生きてきて 時々後ろを振り向けば
はるばるここまで いき てきて ときどき うしろ を ふりむけ ば
harubarukokomade Iki tekite Tokidoki Ushiro wo Furimuke ba
逝きて還らぬ人がいる 逝きて還らぬ人なのに 生きてた時よりそばにいる
いき て かん らぬ にん がいる いき て かん らぬ にん なのに いき てた とき よりそばにいる
Iki te Kan ranu Nin gairu Iki te Kan ranu Nin nanoni Iki teta Toki yorisobaniiru
宿の畳に正座で座り 私も供養の手をあわせます
やど の たたみ に せいざ で すわり わたし も くよう の て をあわせます
Yado no Tatami ni Seiza de Suwari Watashi mo Kuyou no Te woawasemasu
夢に出てきたおふくろは せっせとミシンふんでたな
ゆめ に でて きたおふくろは せっせと みしん ふんでたな
Yume ni Dete kitaofukuroha sesseto mishin fundetana
のんびりしろよと声かけたけど 死んでも働く母でした
のんびりしろよと こえ かけたけど しん でも はたらく はは でした
nonbirishiroyoto Koe kaketakedo Shin demo Hataraku Haha deshita
今夜は冷えます夢の中でも 夜なべの母よ風邪ひかぬよう
こんや は ひえ ます ゆめ の なか でも よる なべの はは よ かぜ ひかぬよう
Konya ha Hie masu Yume no Naka demo Yoru nabeno Haha yo Kaze hikanuyou
巡礼歌、巡礼歌 生きてた時より仲良く話す
じゅんれい うた 、 じゅんれい うた いき てた とき より なかよく はなす
Junrei Uta 、 Junrei Uta Iki teta Toki yori Nakayoku Hanasu
巡礼歌、巡礼歌 今日の分だけ泣いてやりましょう
じゅんれい うた 、 じゅんれい うた きょう の ふん だけ ない てやりましょう
Junrei Uta 、 Junrei Uta Kyou no Fun dake Nai teyarimashou