(セリフ)
( せりふ )
( serifu )
『お母さん、今ぼくは思っています。ぼく
『 お かあさん 、 いま ぼくは おもって います 。 ぼく
『 o Kaasan 、 Ima bokuha Omotte imasu 。 boku
に故郷なんかなくなってしまったんじゃないかと。
に こきょう なんかなくなってしまったんじゃないかと 。
ni Kokyou nankanakunatteshimattanjanaikato 。
そして、残っている故郷があるとすれば、それはお
そして 、 のこって いる こきょう があるとすれば 、 それはお
soshite 、 Nokotte iru Kokyou gaarutosureba 、 sorehao
母さん、あなた自身です。お母さんは何から何まで
かあさん 、 あなた じしん です 。 お かあさん は なにか ら なにま で
Kaasan 、 anata Jishin desu 。 o Kaasan ha Nanika ra Nanima de
故郷そのものです。今、こうして眼をとじていると、
こきょう そのものです 。 いま 、 こうして め をとじていると 、
Kokyou sonomonodesu 。 Ima 、 koushite Me wotojiteiruto 、
あなたのあの声が、あの姿が浮かんでくるんです。』
あなたのあの こえ が 、 あの すがた が うか んでくるんです 。』
anatanoano Koe ga 、 ano Sugata ga Uka ndekurundesu 。』
今も聞こえる あのおふくろの声
いま も きこ える あのおふくろの こえ
Ima mo Kiko eru anoofukurono Koe
ぼくに人生を教えてくれた やさしいおふくろ
ぼくに じんせい を おしえ てくれた やさしいおふくろ
bokuni Jinsei wo Oshie tekureta yasashiiofukuro
(セリフ)
( せりふ )
( serifu )
『コラ! テツヤ、何ばあんたしようとかいな、あん
『 こら ! てつや 、 なに ばあんたしようとかいな 、 あん
『 kora ! tetsuya 、 Nani baantashiyoutokaina 、 an
た。はようあんた、大学へ行ってこんね、あんた。
た 。 はようあんた 、 だいがく へ いって こんね 、 あんた 。
ta 。 hayouanta 、 Daigaku he Itte konne 、 anta 。
大学へいってあんた、学問ばしてこんね、あんた。
だいがく へいってあんた 、 がくもん ばしてこんね 、 あんた 。
Daigaku heitteanta 、 Gakumon bashitekonne 、 anta 。
毎日あんた、テレーとしてから。
まいにち あんた 、 てれー としてから 。
Mainichi anta 、 tere^ toshitekara 。
近所の人からあんた、いつも、何て言われおっか、
きんじょ の にん からあんた 、 いつも 、 なんて いわ れおっか 、
Kinjo no Nin karaanta 、 itsumo 、 Nante Iwa reokka 、
わかっとっとね。武田のバカ息子、バカ息子って、
わかっとっとね 。 たけだ の ばか むすこ 、 ばか むすこ って 、
wakattottone 。 Takeda no baka Musuko 、 baka Musuko tte 、
あんた噂されおっとよ。どうしてまたこげん
あんた うわさ されおっとよ 。 どうしてまたこげん
anta Uwasa sareottoyo 。 doushitematakogen
頭の悪か子のできたとかいな、ほんなことお
あたま の わるか こ のできたとかいな 、 ほんなことお
Atama no Waruka Ko nodekitatokaina 、 honnakotoo
まえは。あーも、父ちゃんがあんた、あの日酒ば飲
まえは 。 あーも 、 とうちゃん があんた 、 あの にち さけ ば いん
maeha 。 amo 、 Touchan gaanta 、 ano Nichi Sake ba In
んで帰ってこんかったらお前のごたあバカ
んで かえって こんかったらお まえ のごたあ ばか
nde Kaette konkattarao Mae nogotaa baka
息子はできとらんかったとに。』
むすこ はできとらんかったとに 。』
Musuko hadekitorankattatoni 。』
(セリフ)
( せりふ )
( serifu )
『それにおまえ、いつもつまらん女にばっか騙されて
『 それにおまえ 、 いつもつまらん おんな にばっか だまさ れて
『 soreniomae 、 itsumotsumaran Onna nibakka Damasa rete
おろうが。最近の女はねあんた、乳バンドの中にあ
おろうが 。 さいきん の おんな はねあんた 、 ちち ばんど の なかに あ
orouga 。 Saikin no Onna haneanta 、 Chichi bando no Nakani a
んた、クラゲの頭のごたるとか入れて、男ばたぶら
んた 、 くらげ の あたま のごたるとか いれ て 、 おとこ ばたぶら
nta 、 kurage no Atama nogotarutoka Ire te 、 Otoko batabura
かすやつばっかしぞ。コラ! テツヤ。はよせんか
かすやつばっかしぞ 。 こら ! てつや 。 はよせんか
kasuyatsubakkashizo 。 kora ! tetsuya 。 hayosenka
おまえ、テレーとしてほんとおまえもう、包径じゃ
おまえ 、 てれー としてほんとおまえもう 、 つつみ けい じゃ
omae 、 tere^ toshitehontoomaemou 、 Tsutsumi Kei ja
けん、そげんだらしなかって。』
けん 、 そげんだらしなかって 。』
ken 、 sogendarashinakatte 。』
(セリフ)
( せりふ )
( serifu )
『待て! 待て、おまえ。またタバコば黙ってもって
『 まて ! まて 、 おまえ 。 また たばこ ば だまって もって
『 Mate ! Mate 、 omae 。 mata tabako ba Damatte motte
行きよろうが、ほんなことこの子は。母ちゃんが、
いき よろうが 、 ほんなことこの こ は 。 かあちゃん が 、
Iki yorouga 、 honnakotokono Ko ha 。 Kaachan ga 、
このタバコ屋ば経営するためにあんた、どれだけ苦
この たばこ や ば けいえいす るためにあんた 、 どれだけ く
kono tabako Ya ba Keieisu rutamenianta 、 doredake Ku
労しよるとかわからんとか、ほんなこと。血と汗と
らうし よるとかわからんとか 、 ほんなこと 。 ち と あせ と
Raushi yorutokawakarantoka 、 honnakoto 。 Chi to Ase to
泪でよごれた女の半生がわからんか、このアホ息子!
なみだ でよごれた おんな の はんせい がわからんか 、 この あほ むすこ !
Namida deyogoreta Onna no Hansei gawakaranka 、 kono aho Musuko !
ほんなことも、腹立つ、ほんなこと。』
ほんなことも 、 はらだつ 、 ほんなこと 。』
honnakotomo 、 Haradatsu 、 honnakoto 。』
(セリフ)
( せりふ )
( serifu )
『いってこい、どこへでもいってきなさい。母ちゃ
『 いってこい 、 どこへでもいってきなさい 。 はは ちゃ
『 ittekoi 、 dokohedemoittekinasai 。 Haha cha
ん、お前のごたあ息子がおらんごとなっても、何も
ん 、 お まえ のごたあ むすこ がおらんごとなっても 、 なにも
n 、 o Mae nogotaa Musuko gaorangotonattemo 、 Nanimo
さびしうなか。が、いうとくがなあ、なまじ腰ば降
さびしうなか 。 が 、 いうとくがなあ 、 なまじ こし ば こう
sabishiunaka 。 ga 、 iutokuganaa 、 namaji Koshi ba Kou
ろして休もうなんて絶対思たらつまらんど。死ぬ気
ろして やすも うなんて ぜったい おもた らつまらんど 。 しぬ き
roshite Yasumo unante Zettai Omota ratsumarando 。 Shinu Ki
で働いてみろ、テツヤ。人間働いて、働いて、働き
で はたらい てみろ 、 てつや 。 にんげん はたらい て 、 はたらい て 、 はたらき
de Hatarai temiro 、 tetsuya 。 Ningen Hatarai te 、 Hatarai te 、 Hataraki
抜いて、もう遊びたいとか、休みたいとか思うた
ぬい て 、 もう あそび たいとか 、 やすみ たいとか おもう た
Nui te 、 mou Asobi taitoka 、 Yasumi taitoka Omou ta
ら、一度でも思うたら、はよ死ね。それが人
ら 、 いちど でも おもう たら 、 はよ しね 。 それが にん
ra 、 Ichido demo Omou tara 、 hayo Shine 。 sorega Nin
間ぞ。それが男ぞ。おまえも故郷をすてて都へ出て
かん ぞ 。 それが おとこ ぞ 。 おまえも こきょう をすてて みやこ へ でて
Kan zo 。 sorega Otoko zo 。 omaemo Kokyou wosutete Miyako he Dete
ゆく限りは、帰ってくるときは輝く日本の星となっ
ゆく かぎり は 、 かえって くるときは かがやく にっぽん の ほし となっ
yuku Kagiri ha 、 Kaette kurutokiha Kagayaku Nippon no Hoshi tonatsu
て帰ってこい。行ってこい。行ってこい。』
て かえって こい 。 いって こい 。 いって こい 。』
te Kaette koi 。 Itte koi 。 Itte koi 。』
今も聞こえる あのおふくろの声
いま も きこ える あのおふくろの こえ
Ima mo Kiko eru anoofukurono Koe
ぼくに人生を教えてくれた やさしいおふくろ
ぼくに じんせい を おしえ てくれた やさしいおふくろ
bokuni Jinsei wo Oshie tekureta yasashiiofukuro