こぼれた涙を 掻き消す雨の音
こぼれた なみだ を かき けす あめ の おと
koboreta Namida wo Kaki Kesu Ame no Oto
また一人 ここで
また ひとり ここで
mata Hitori kokode
傘さえ広げられずに
かさ さえ ひろげ られずに
Kasa sae Hiroge rarezuni
雨露に濡れた ツバメはどこからか
あめつゆ に ぬれ た つばめ はどこからか
Ametsuyu ni Nure ta tsubame hadokokaraka
春の香りを乗せて 先を急いでいく
はる の かおり を のせ て さき を いそい でいく
Haru no Kaori wo Nose te Saki wo Isoi deiku
高らかに舞い上がる あの姿追うように
たか らかに まい あが る あの すがた おう ように
Taka rakani Mai Aga ru ano Sugata Ou youni
私よりどこまでも遠いとこへいく
わたし よりどこまでも とおい とこへいく
Watashi yoridokomademo Tooi tokoheiku
紫陽花の庭で 待ち合わせてたけど
あじさい の にわ で まちあわせ てたけど
Ajisai no Niwa de Machiawase tetakedo
水彩に滲むのは 移ろ気なあの昼下がり
すいさい に にじむ のは うつろ きな あの ひるさがり
Suisai ni Nijimu noha Utsuro Kina ano Hirusagari
羽を休めてた小枝が
はね を やすめ てた しょう えだ が
Hane wo Yasume teta Shou Eda ga
グラグラと折れたのなら
ぐらぐら と おれ たのなら
guragura to Ore tanonara
ツバメは 飛び去っていくだけ
つばめ は とび さって いくだけ
tsubame ha Tobi Satte ikudake
高らかに舞い上がる あの姿追うように
たか らかに まい あが る あの すがた おう ように
Taka rakani Mai Aga ru ano Sugata Ou youni
私よりどこまでも遠いとこへいく
わたし よりどこまでも とおい とこへいく
Watashi yoridokomademo Tooi tokoheiku
最後に出逢った 終わりの季節には
さいご に であった おわり の きせつ には
Saigo ni Deatta Owari no Kisetsu niha
曇った顔に浮かぶ 知らない誰かの影法師
くもった かお に うか ぶ しら ない だれか の かげぼうし
Kumotta Kao ni Uka bu Shira nai Dareka no Kageboushi
あたたかな風に 乗り遅れないように
あたたかな かぜ に のり おくれ ないように
atatakana Kaze ni Nori Okure naiyouni
まだ見ぬ場所へと 一人 想いを馳せていく
まだ みぬ ばしょ へと ひとり おもい を はせ ていく
mada Minu Basho heto Hitori Omoi wo Hase teiku
高らかに舞い上がる あの姿追うように
たか らかに まい あが る あの すがた おう ように
Taka rakani Mai Aga ru ano Sugata Ou youni
私よりどこまでも遠いとこへいく
わたし よりどこまでも とおい とこへいく
Watashi yoridokomademo Tooi tokoheiku
私よりどこまでも遠いとこへいく
わたし よりどこまでも とおい とこへいく
Watashi yoridokomademo Tooi tokoheiku