Lyric

君には視えなくても僕には視得る其の深い穴は

誰にも気付かれずに段々と拡がり穢してゆく

君には視えなくても僕には視得る其の深い穴は

誰にも気付かれずにその貌を蝕み穢してゆく

確かに暗黒は痛みや苦しみは与えないけれど

眼や鼻や口や眉や額を飲み込んでしまうんだ

確かに暗黒は痛みや苦しみは与えないけれど

精神が侵され冒され犯された証となるんだ

足音響かせ醜い貌共が追いかけて来るんだよ

此方を眺めてせせら笑いながら ずっと ずっと

逃げろ 奴等から…

逃げろ 悪意から…

此の世の何所にも心の美しい人など居ないと

その穴を見つけ出した時から判っていた事だった

この世の何所にも心の美しいなど居ないと

思いながら君の事をだけは信じていたかったんだ

嗚呼何時の間にか君の貌にも拡がって来ているよ

臭くて汚くて堪らない悪意の掃溜めの淵

嗚呼何時の間にか君の貌にも拡がって来ているよ

此の世の何所にも心の美しい人など居ないさ

逃げろ 奴等から…

逃げろ 悪意から…

最早 逃げられない

最早 逃げられない

僕も 犯される 穴に、貌に、心を…

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