夕暮れ色森の中
ゆうぐれ しょく もり の なか
Yuugure Shoku Mori no Naka
ひと夏の命この歌に乗せて
ひと なつ の いのち この うた に のせ て
hito Natsu no Inochi kono Uta ni Nose te
熱を孕む風は優しく 高い空へ還ってゆく
ねつ を はらむ かぜ は やさし く たかい そら へ かえって ゆく
Netsu wo Haramu Kaze ha Yasashi ku Takai Sora he Kaette yuku
時に流れ変わることなく 過去や未来すべて越えて
ときに ながれ かわ ることなく かこ や みらい すべて こえ て
Tokini Nagare Kawa rukotonaku Kako ya Mirai subete Koe te
「こないだから元気がないね、どうしてかな」聞きたいけど
「 こないだから げんき がないね 、 どうしてかな 」 きき たいけど
「 konaidakara Genki ganaine 、 doushitekana 」 Kiki taikedo
あの夕日が赤すぎるから 僕らふたり羽根を広げ
あの ゆうひ が あか すぎるから ぼくら ふたり はね を ひろげ
ano Yuuhi ga Aka sugirukara Bokura futari Hane wo Hiroge
夏の中に木霊する
なつ の なかに こだま する
Natsu no Nakani Kodama suru
優しい君の声を聞いたよ
やさしい くん の こえ を きい たよ
Yasashii Kun no Koe wo Kii tayo
だから僕も応えよう
だから ぼく も こたえ よう
dakara Boku mo Kotae you
いつかの運命に負けないように
いつかの うんめい に まけ ないように
itsukano Unmei ni Make naiyouni
「どうしたって超えられなくて、少し悲しい」呟いては
「 どうしたって こえ られなくて 、 すこし かなし い 」 げん いては
「 doushitatte Koe rarenakute 、 Sukoshi Kanashi i 」 Gen iteha
寂しそうな笑顔浮かべた 君のことが好きだったよ
さびし そうな えがお うか べた くん のことが すき だったよ
Sabishi souna Egao Uka beta Kun nokotoga Suki dattayo
いつかどうか教えてね
いつかどうか おしえ てね
itsukadouka Oshie tene
君のカナシミやツライコトや
くん の かなしみ や つらいこと や
Kun no kanashimi ya tsuraikoto ya
きっとどうしようもない
きっとどうしようもない
kittodoushiyoumonai
心の暗い影でさえも僕は――
こころ の くらい かげ でさえも ぼくは ――
Kokoro no Kurai Kage desaemo Bokuha ――
約束しよう何時までも
やくそく しよう なんじ までも
Yakusoku shiyou Nanji mademo
空と大地の狭間で
そら と だいち の はざま で
Sora to Daichi no Hazama de
恋と熱に浮かされて
こい と ねつ に うか されて
Koi to Netsu ni Uka sarete
君とふたり最後に抱き合おう
くん とふたり さいご に だき あお う
Kun tofutari Saigo ni Daki Ao u
大地の上寝転んで
だいち の うえ ね ころん で
Daichi no Ue Ne Koron de
訪れる闇へと抱かれながら
おとずれ る やみ へと だか れながら
Otozure ru Yami heto Daka renagara
ずっと ずっと ずっと ずっと…
ずっと ずっと ずっと ずっと …
zutto zutto zutto zutto …