余計な戯言
よけい な たわごと
Yokei na Tawagoto
浮かばないほど闇雲に
うか ばないほど やみくも に
Uka banaihodo Yamikumo ni
行きぬくことだけ
いき ぬくことだけ
Iki nukukotodake
すべてを注いでいられたら
すべてを そそい でいられたら
subetewo Sosoi deiraretara
あたり前に登る月と太陽の下より
あたり まえ に のぼる がつ と たいよう の した より
atari Mae ni Noboru Gatsu to Taiyou no Shita yori
荒れた野原の風が性に合っている
あれ た のはら の かぜ が せい に あって いる
Are ta Nohara no Kaze ga Sei ni Atte iru
戦えど戦えど終りなきものは
たたかえ ど たたかえ ど おわり なきものは
Tatakae do Tatakae do Owari nakimonoha
見るに堪えないここではなくて
みる に こたえ ないここではなくて
Miru ni Kotae naikokodehanakute
人間の底にある救いがたい悪夢だけ
にんげん の そこ にある すくい がたい あくむ だけ
Ningen no Soko niaru Sukui gatai Akumu dake
明日が我が身にないかもしれないこと
あした が わがみ にないかもしれないこと
Ashita ga Wagami ninaikamoshirenaikoto
うすら寒い夜が
うすら さむい よる が
usura Samui Yoru ga
すり寄せそっと教えてきた
すり よせ そっと おしえ てきた
suri Yose sotto Oshie tekita
その覚悟なければ
その かくご なければ
sono Kakugo nakereba
出会うことのない本当の
であう ことのない ほんとう の
Deau kotononai Hontou no
脱ぎ捨てた自分の力に出会えない
ぬぎ すて た じぶん の ちから に であえ ない
Nugi Sute ta Jibun no Chikara ni Deae nai
慰めに口にする善悪をすべて捨てることで
なぐさめ に くち にする ぜんあく をすべて すて ることで
Nagusame ni Kuchi nisuru Zen\'aku wosubete Sute rukotode
残された情熱のようなもの
のこさ れた じょうねつ のようなもの
Nokosa reta Jounetsu noyounamono
強烈に見せつけて下さい
きょうれつ に みせ つけて ください
Kyouretsu ni Mise tsukete Kudasai
木々が揺れ
きぎ が ゆれ
Kigi ga Yure
鳥は発ち
とり は たち
Tori ha Tachi
草の音が揺るぎなく
くさ の おと が ゆる ぎなく
Kusa no Oto ga Yuru ginaku
一斉にあなたへと流れだす
いっせい にあなたへと ながれ だす
Issei nianataheto Nagare dasu
言葉少なにお別れしましょう
ことば すくな にお わかれ しましょう
Kotoba Sukuna nio Wakare shimashou
まだ乾いてない傷をさらして
まだ かわい てない きず をさらして
mada Kawai tenai Kizu wosarashite
無情の地へ向わせてる何か
むじょう の ち へ むわ せてる なにか
Mujou no Chi he Muwa seteru Nanika
一生かけてもその衝動は
いっしょう かけてもその しょうどう は
Isshou kaketemosono Shoudou ha
私にはわからないでしょう
わたし にはわからないでしょう
Watashi nihawakaranaideshou
あなたを想いながらむせび泣く
あなたを おもい ながらむせび なく
anatawo Omoi nagaramusebi Naku