どこからか拾ってきた
どこからか ひろって きた
dokokaraka Hirotte kita
細長い枝で自分を囲むように線をかいた
ほそながい えだ で じぶん を かこむ ように せん をかいた
Hosonagai Eda de Jibun wo Kakomu youni Sen wokaita
誰も入って来ないで
だれも いっって こない で
Daremo Itsutte Konai de
ここは静寂の樹海
ここは せいじゃく の じゅかい
kokoha Seijaku no Jukai
長い雨ひたすら待つ
ながい あめ ひたすら まつ
Nagai Ame hitasura Matsu
向こう側 向日葵のの群衆
むこう がわ ひまわり のの ぐんしゅう
Mukou Gawa Himawari nono Gunshuu
毒々しいものをどこまで避けて
どく しいものをどこまで さけ て
Doku shiimonowodokomade Sake te
世界を語るつもりなんだろう?
せかい を かたる つもりなんだろう ?
Sekai wo Kataru tsumorinandarou ?
待ちわびた squall
まち わびた squall
Machi wabita squall
震えるほど圧倒されたいんだ
ふるえ るほど あっとう されたいんだ
Furue ruhodo Attou saretainda
通り一遍等の言葉と温度はもう効かない
とおり いっぺん など の ことば と おんど はもう きか ない
Toori Ippen Nado no Kotoba to Ondo hamou Kika nai
あの日の砂場に打ちまけた
あの にち の すなば に うち まけた
ano Nichi no Sunaba ni Uchi maketa
白く潔いフラグメンツに深く染み込む
しろく いさぎよい ふらぐめんつ に ふかく しみ こむ
Shiroku Isagiyoi furagumentsu ni Fukaku Shimi Komu
悲しい自伝を喜ぶ花たち
かなし い じでん を よろこぶ はな たち
Kanashi i Jiden wo Yorokobu Hana tachi
なんて単純になびく風よ
なんて たんじゅんに なびく かぜ よ
nante Tanjunni nabiku Kaze yo
この世の正しいこと鼻歌に変わってく
この よの ただし いこと はなうた に かわ ってく
kono Yono Tadashi ikoto Hanauta ni Kawa tteku
平然と咲き誇る 黄色の花の愛想笑い
へいぜん と さき ほこる きいろ の はな の あいそわらい
Heizen to Saki Hokoru Kiiro no Hana no Aisowarai
乾き切った種をぼろぼろ落として
かわき きった たね をぼろぼろ おと して
Kawaki Kitta Tane woboroboro Oto shite
苦い味がする季節の連鎖を
にがい あじ がする きせつ の れんさ を
Nigai Aji gasuru Kisetsu no Rensa wo
深い霧の中
ふかい きり の なか
Fukai Kiri no Naka
狂おしいほど完成されたいんだ
くるお しいほど かんせいさ れたいんだ
Kuruo shiihodo Kanseisa retainda
太陽が指差したものだけの価値の中で
たいよう が ゆび さし たものだけの かち の なか で
Taiyou ga Yubi Sashi tamonodakeno Kachi no Naka de
微笑んでいられるものかと叫ぶ
ほほえん でいられるものかと さけぶ
Hohoen deirarerumonokato Sakebu
鳥肌がたつように空が騒ぎだす
とりはだ がたつように そら が さわぎ だす
Torihada gatatsuyouni Sora ga Sawagi dasu
雨の前兆は壊れやすくって
あめ の ぜんちょう は こわれ やすくって
Ame no Zenchou ha Koware yasukutte
両手で体をそっと抱きしめる
りょうて で からだ をそっと だき しめる
Ryoute de Karada wosotto Daki shimeru
汗ばむ首筋が緊張を誘って
あせ ばむ くびすじ が きんちょう を さそって
Ase bamu Kubisuji ga Kinchou wo Sasotte
そう誰もが上がって行ける訳じゃない
そう だれも が あが って いけ る わけ じゃない
sou Daremo ga Aga tte Ike ru Wake janai
squall‥‥
squall ‥‥
squall ‥‥
震えるほど圧倒されたいんだ
ふるえ るほど あっとう されたいんだ
Furue ruhodo Attou saretainda
通り一遍等の言葉と温度はもう効かない
とおり いっぺん など の ことば と おんど はもう きか ない
Toori Ippen Nado no Kotoba to Ondo hamou Kika nai
あの日の砂場に打ちまけた
あの にち の すなば に うち まけた
ano Nichi no Sunaba ni Uchi maketa
白く潔いフラグメンツに深く染み込む
しろく いさぎよい ふらぐめんつ に ふかく しみ こむ
Shiroku Isagiyoi furagumentsu ni Fukaku Shimi Komu