Lyric

桜も咲いていた あの春のころ

あてのない日々の中で

輝く瞬間(とき)もとめて

薄紅(うすくれない)に染め

咲く花びらに

駆け出して行きたかった

つかの間のときめきに

探し求める 何かも見つからず

ただ季節(きせつ)の重さ感じてた

私は何? 何のために?

息凍(こご)え 春の雨

舞いあがれ 桜の花たち

手探りの明日(あした)を

とどけてよこの手のひらに

舞いあがれ 桜色の夢

心解(と)かしながら 咲いてゆく

わたしをつつんで

桜も散っていく あの春のころ

移り行く季節(とき)の中で

やさしい光うけて

儚(はかな)いものたちの

散るいさぎよさ

さけられない運命(さだめ)を知った

眩しい坂の上で

ためらいがちな 小さな微笑

色あせない行方(ゆくえ)信じてた

探しものは? 誰のために?

夢ふるえ 春の宵

舞いおちる 桜の花たち

漂う戸惑いも

この指をすりぬけてゆく

舞いおちる 桜色の影

心透(す)かしながら 描(えが)いてく

わたしの未来(あした)を

舞い上がれ 桜の花よ

舞い落ちる 桜の花が

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