遠い、遠い心の奥の向こう側
とおい 、 とおい こころ の おく の むこう がわ
Tooi 、 Tooi Kokoro no Oku no Mukou Gawa
狂おしほどの光がまた狂っていく、
くるお しほどの ひかり がまた くるって いく 、
Kuruo shihodono Hikari gamata Kurutte iku 、
「俺をここからだせ、だせ」と
「 おれ をここからだせ 、 だせ 」 と
「 Ore wokokokaradase 、 dase 」 to
ひしゃげてる、闇を裂いて。
ひしゃげてる 、 やみ を さい て 。
hishageteru 、 Yami wo Sai te 。
泣きたい気持ちの本当の理由が、
なき たい きもち の ほんとう の りゆう が 、
Naki tai Kimochi no Hontou no Riyuu ga 、
悲しみだったらどんなに楽になれるだろう。
かなしみ だったらどんなに らく になれるだろう 。
Kanashimi dattaradonnani Raku ninarerudarou 。
言葉では置き換えられないうねりは、どうやっても 聴き取れない。
ことば では おきかえら れないうねりは 、 どうやっても きき とれ ない 。
Kotoba deha Okikaera renaiuneriha 、 douyattemo Kiki Tore nai 。
『そんなもんさ、人間だもの』それじゃ済まねーんだよ、光が暴れてる。
『 そんなもんさ 、 にんげん だもの 』 それじゃ すま ねーんだよ 、 ひかり が あばれ てる 。
『 sonnamonsa 、 Ningen damono 』 soreja Suma nendayo 、 Hikari ga Abare teru 。
焦燥、混乱、不安定、破壊、放心、絶望、喪失、嫌悪、再生、安定を繰り返し続けてる、
しょうそう 、 こんらん 、 ふあんてい 、 はかい 、 ほうしん 、 ぜつぼう 、 そうしつ 、 けんお 、 さいせい 、 あんてい を くりかえし つづけ てる 、
Shousou 、 Konran 、 Fuantei 、 Hakai 、 Houshin 、 Zetsubou 、 Soushitsu 、 Ken\'o 、 Saisei 、 Antei wo Kurikaeshi Tsuzuke teru 、
なぜ僕を僕にした、光よ聞かせてほしい、
なぜ ぼく を ぼく にした 、 ひかり よ きか せてほしい 、
naze Boku wo Boku nishita 、 Hikari yo Kika setehoshii 、
どうして、聞こえない、君の声が。
どうして 、 きこ えない 、 くん の こえ が 。
doushite 、 Kiko enai 、 Kun no Koe ga 。
鳥が飛び、青が空を突き抜け、くすんだジョウロの向こうで、
とり が とび 、 あお が そら を つき ぬけ 、 くすんだ じょうろ の むこう で 、
Tori ga Tobi 、 Ao ga Sora wo Tsuki Nuke 、 kusunda jouro no Mukou de 、
スズランが揺れる。
すずらん が ゆれ る 。
suzuran ga Yure ru 。
全てが当たり前のようにそこに在る、きらきらして。
すべて が あたりまえ のようにそこに ある 、 きらきらして 。
Subete ga Atarimae noyounisokoni Aru 、 kirakirashite 。
在るの反対を、無いと呼ぶのなら、
ある の はんたい を 、 ない と よぶ のなら 、
Aru no Hantai wo 、 Nai to Yobu nonara 、
全てが無くても、よかったはずなのに。
すべて が なく ても 、 よかったはずなのに 。
Subete ga Naku temo 、 yokattahazunanoni 。
空間、音程、重力、時間、抵抗、色彩、物質、温度、豊かな現実を、僕に与え続ける、
くうかん 、 おんてい 、 じゅうりょく 、 じかん 、 ていこう 、 しきさい 、 ぶっしつ 、 おんど 、 ゆたか な げんじつ を 、 ぼく に あたえ つづけ る 、
Kuukan 、 Ontei 、 Juuryoku 、 Jikan 、 Teikou 、 Shikisai 、 Busshitsu 、 Ondo 、 Yutaka na Genjitsu wo 、 Boku ni Atae Tsuzuke ru 、
なぜ世界を世界にした、神様聞かせてほしい
なぜ せかい を せかい にした 、 かみさま きか せてほしい
naze Sekai wo Sekai nishita 、 Kamisama Kika setehoshii
どうして、聞こえない、風が優しいだけ。
どうして 、 きこ えない 、 かぜ が やさしい だけ 。
doushite 、 Kiko enai 、 Kaze ga Yasashii dake 。
「無い」ということ、それさえ無い世界、何も無ければ、失う事も無い、
「 ない 」 ということ 、 それさえ ない せかい 、 なにも なけ れば 、 うしなう こと も ない 、
「 Nai 」 toiukoto 、 soresae Nai Sekai 、 Nanimo Nake reba 、 Ushinau Koto mo Nai 、
究極なバランス、完全な均衡、壊して、壊され、そんなこともない
きゅうきょく な ばらんす 、 かんぜん な きんこう 、 こわし て 、 こわさ れ 、 そんなこともない
Kyuukyoku na baransu 、 Kanzen na Kinkou 、 Kowashi te 、 Kowasa re 、 sonnakotomonai
あるとき何かを間違えたのだろう、はじまりは自分を始めてしまった。
あるとき なにか を まちがえ たのだろう 、 はじまりは じぶん を はじめ てしまった 。
arutoki Nanika wo Machigae tanodarou 、 hajimariha Jibun wo Hajime teshimatta 。
バランスは崩れ、不完全になる、僕らの宇宙、愛すべき世界、
ばらんす は くずれ 、 ふかんぜん になる 、 ぼくら の うちゅう 、 あいす べき せかい 、
baransu ha Kuzure 、 Fukanzen ninaru 、 Bokura no Uchuu 、 Aisu beki Sekai 、
焦燥、混乱、不安定、破壊、放心、絶望、喪失、嫌悪、再生、安定を、死ぬまで繰り返して、
しょうそう 、 こんらん 、 ふあんてい 、 はかい 、 ほうしん 、 ぜつぼう 、 そうしつ 、 けんお 、 さいせい 、 あんてい を 、 しぬ まで くりかえし て 、
Shousou 、 Konran 、 Fuantei 、 Hakai 、 Houshin 、 Zetsubou 、 Soushitsu 、 Ken\'o 、 Saisei 、 Antei wo 、 Shinu made Kurikaeshi te 、
ずっと、ずっと、探っていくよ、光よ 待っててくれ、
ずっと 、 ずっと 、 さがって いくよ 、 ひかり よ まって てくれ 、
zutto 、 zutto 、 Sagatte ikuyo 、 Hikari yo Matte tekure 、
いつか お前を救えるように。
いつか お まえ を すくえ るように 。
itsuka o Mae wo Sukue ruyouni 。