聴こえる・・・
きこ える ・・・
Kiko eru ・・・
流れる水音 夜風が優しく頬撫でる
ながれ る みず おと よる かぜ が やさし く ほお なで る
Nagare ru Mizu Oto Yoru Kaze ga Yasashi ku Hoo Nade ru
目覚めよ・・・
めざめ よ ・・・
Mezame yo ・・・
草のざわめきとよく似た思いを胸に宿して
くさ のざわめきとよく にた おもい を むね に やど して
Kusa nozawamekitoyoku Nita Omoi wo Mune ni Yado shite
すんだ水のある場所を目指し走る
すんだ みず のある ばしょ を めざし はしる
sunda Mizu noaru Basho wo Mezashi Hashiru
いつからか私は「ほたる」と呼ばれていた
いつからか わたし は 「 ほたる 」 と よば れていた
itsukaraka Watashi ha 「 hotaru 」 to Yoba reteita
夏空(かくう)に舞い上がる淡い光
なつぞら ( かくう ) に まい あが る あわい ひかり
Natsuzora ( kakuu ) ni Mai Aga ru Awai Hikari
それは今を生きる証
それは いま を いき る しょう
soreha Ima wo Iki ru Shou
水面に映る星達の瞬き 風が凪いで揺らしてく
すいめん に うつる ほし たち の まばたき かぜ が ない で ゆら してく
Suimen ni Utsuru Hoshi Tachi no Mabataki Kaze ga Nai de Yura shiteku
どんなに限られた光でも灯すの
どんなに かぎら れた ひかり でも ともす の
donnani Kagira reta Hikari demo Tomosu no
この空見上げてる 誰かへ届くように
この そら みあげ てる だれか へ とどく ように
kono Sora Miage teru Dareka he Todoku youni
気がつけば 無数の光で溢れてる
きが つけば むすう の ひかり で あふれ てる
Kiga tsukeba Musuu no Hikari de Afure teru
「ほたる」の世界
「 ほたる 」 の せかい
「 hotaru 」 no Sekai
夏が終わりを告げるとき
なつ が おわり を つげ るとき
Natsu ga Owari wo Tsuge rutoki
私の命も消えゆく
わたし の いのち も きえ ゆく
Watashi no Inochi mo Kie yuku